
これだけ気温が下がってくると、
猫たちもそろそろと、布団の上に上がってくる。
レプンは足と足の間に。
ここはなかなか厄介な場所。
かつてここは、キムンの居場所だった。
ノンノは枕元を2回ひっかく。
「寒いよ入れて」の合図。
脇の間のここは、ピリカの好きだったところ。
不思議なことに、
空いた穴が、
こうしてどんどん埋まっていく。
埋まっていないのは、
胸元にやってくるウタリさんの場所。
7キロに近かった彼の、
重みと温かみを、身体はしっかり覚えている。
満たされないことが、やはり寂しい。
ひょっとしたら、
甘えた大王のシカリなら、
嫁の胸元に乗っていたのかもしれない。
そして、
時々は間違えて私の上にも。
いつかまた、
ここにも誰か来るのかね?
けどね、ウタリさん。
私は君が、やっぱり君が、いいんだよ。
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