遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。
さて、昨年の秋に保護した5名の子猫達。
猫風邪を治すのに時間がかかったり、途中で私の方がダウンしてしまったり、のぞみちゃんの一件で更に心がぼっきりといってしまったりで当初の予定よりかなり時間がかかってしまいましたが……
5名全員、無事に里親様が決定しました!
応援してくださった皆様、この子達の家族になりたいと手を挙げてくださった皆様、本当にありがとうございます。
と申しましても、5名はまだ私の許にいます。
今月中にはそれぞれ新しい御家族の元へ順番に巣立っていく予定です。
ぶんちゃん&いよちゃん兄妹は、ふたり一緒に新しい御家族の元へ。
大ちゃん&あずきちゃん兄妹も、ふたり一緒に新しい御家族の元へ。
豆ちゃんは、とっても素敵なお母さんの元へそれぞれ巣立っていきます。
毎度のことながら里親様が決まると、溢れるほどの幸福感と共に何ともいえない寂しさや切なさも同時に渦巻いてくるのですよね。
時折「情が移ると別れが辛いから、出来るだけ冷静に猫達のお世話をしている」という方のお言葉を拝読するのですが、私にはそれは無理でして……。
保護猫ちゃん達も愛猫達と変わらず、馬鹿みたいに溺愛してしまいます。
可愛いくて愛しい私の子として。
いずれ新しい御家族の子となる、いずれ巣立つ子だとわかっていても、愛さずにはいられなくて。
以前も書いたと思いますが、巣立ちの日は笑顔で里親様の元へお届けにあがり、色々お話をして「じゃあね、元気でね。幸せになるんだよ」とお別れをし里親様宅を出たら……はい、号泣タイムです。
時には車の運転が危ういほどわんわん泣くので、途中で車を停めて泣きじゃくっています。
寂しさと、切なさと、そして幸福感と。
色々な感情な入り交じった涙で、何とも言葉に出来ぬ感情です。
でもですね、やっぱり幸せなんです。
新しい御家族の子として、後日にその子が幸せになっている様子をお聞かせいただけると、目尻がでれーんと垂れ下がりますもの。
頂戴した写真も全てPCとスマホの両方に保存して、暇さえあれば見つめています。
今までの子達もずっとそうでした。
だからこの子達の巣立ちも、きっとそうなるでしょう。
世界で一番その子を愛しているのは、その子の御家族。
そして世界で二番目にその子を愛しているのは私だと、胸を張って言えます。
幸せに、幸せに、どうか幸せに……。
私がこの子達に託す願いは、それだけです。
「自分は里親募集に向いていない」というお言葉を時折拝読することもあります。
向いているか向いていないかでいえば、私は間違いなく向いていません。
金銭的に余裕があるわけではありませんし、身体も心も決して強くない方ですので看病中はガタガタになりますし、里親募集中も胃がキリキリ痛むのを感じながら「この子達と赤い糸で繋がっているのはどなただろう。私がしっかりしなくちゃ、私の判断がこの子達の一生を決めるんだ」と心臓が潰れそうな思いをしていますし、そのせいかやたらと時間はかかりますし、保護猫ちゃん達を溺愛しまくってお別れの度に泣いてますし……。
本当に向いていません。
やめときゃいいのに、と自分でも思います。
でもやっぱり、見捨てられない。
出会ってしまったら見て見ぬふりなんて出来ない。もうこれ以上、猫達が命尽きた姿なんて見たくない。
エゴまっしぐら、向いてなくても私がやりたいんだからやりゃあいいんだと開き直っておりまする。
私がのらくらしていたせいで当初の予定より長い時間を共にすることになった5名の子猫達。
新しい御家族の元で、どうか元気で。
幸せになるんだよ。ママ、ずっと愛してるからねって毎日抱きしめて寝ています。
そして何よりも、この子達の家族になってくださる方々に感謝しております。
里親募集に目を留めてくださり、この子達と暮らしたいとお思いくださったお気持ちにはただただ感謝の言葉しかありません。
どうかこの子達と一緒に幸せになってくださいますように。
そして、のぞみちゃんの一件につきまして。
お優しいお心遣いをたくさん頂戴し、どんなに感謝の言葉を尽くしても足りません。
しばらく呆然とし涙ばかり出てくる無気力な日々を過ごしておりましたが、皆様の暖かいお言葉やのぞみちゃんへにかけてくださった愛を感じ、どうにかこうにか「後悔するのも悲しむのも、今いる子猫達を未来へ繋げてからだ」と踏ん張ることが出来るようになってきました。
皆様、本当にありがとうございます。
今でも毎日のぞみちゃんの墓前に「のぞみちゃん、のぞみちゃん」と話しかけては縋り付いて泣いてしまう駄目な母親ではございますが、「のぞみちゃんが愛してくれた子猫達を幸せにしなきゃ」「のぞみちゃんが愛し、そしてのぞみちゃんを愛していた愛猫達を護らなきゃ」と視線をあげている今日この頃です。
それが何もしてあげられなかった私のせめてもの償いであり、のぞみちゃんへ抱く愛の証でもあると信じて。
相変わらずの自己満足ですけれど、そう言い聞かせて踏ん張っております。
のぞみちゃん、私と出会ってくれてありがとう、最後に何もしてあげられなくてごめんね。でもでも、大好きだよって……
その気持ちだけは、嘘偽りないものですから。
「もう大丈夫です」と胸を張って言えるような状態では決してありませんが、どうにか顔をあげることは出来るようになってきました。
お恥ずかしながら心が貧弱な私めがそうしていられるのも、コメントやメッセージなどで心のこもったお言葉をくださった皆様のおかげです。
のぞみちゃんのことをこんなにも想ってくださった方々いる……無力なだけの私めを応援してくださる方々がいる。
それがどんな励みになったか知れません。
お心を砕いてくださった皆様。
本当に、本当にありがとうございました。
そして返信不要のお言葉に甘えてしまい、お一人ずつお礼を申し上げられないご無礼をお許しくださいませ。
愛猫達の中で最ものぞみちゃんを愛していただろう、こうちゃん・きなこ・こうめの三名は、今でものぞみちゃんが最期にいた場所や、日頃のぞみちゃんがよくいた場所の匂いを嗅いでは、そこに座り込んでいます。
悲しいのも悔しいのも情けないのも私だけじゃない、この子達だってのぞみちゃんを今でも愛してるのかな、と……
彼らを抱きしめて、保護子猫達を抱きしめて、これから出会うだろう猫達も抱きしめて、まだまだ踏ん張ります。
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