あっという間に1カ月が経った。
毎日、毎日、歩きながらでも電車でも、家でも
泣いてしまう。残された兄弟の小太郎が、突然わたしにべったり甘々になり必要としてくれてる子がここに居るということでなんとか過ごしてきた。
小太郎を去勢手術のために、
お世話になった動物病院へ連れて行く途中の道でも、待合室でも涙がどうしても止まらない。
コート、パジャマについてるこむすびの毛は、くっつけたままにしてる。
人生で、命というものにしっかり向き合ったのは初めてだった。

診察室で突然の余命宣告をされた日、受け止められず、こんな辛い事が待ってるなら、もう消えてしまいたいと本気で考えた。
でも、小さなこむすびに逆に教えてもらったことがあった。
それは、『諦めないこと』。
目の前で41度の熱が続き、1時間に7回も下痢、歩行麻痺、黄疸、呼吸の苦しさ、食べれなくなり‥‥そんな状態でもこむすびは、必死にごはんの前でじーーーっと何か食べないとってうずくまっていた。
『生きる』ことに真っ直ぐな頑張っているこむすびの姿だった。
その姿を見て、ママがくよくよしてちゃダメだね!とこむすびに語りかけ精一杯、看病・介護をした。
去年作った、こむすびと小太郎のオリジナルカレンダーをめくり切ることなく、まさかこむすびごこの世から居なくなるなんて想像もつかなかった。

ネットで同じ病気の闘病日記を見ては心の準備をしていた自分がいたけど、やっぱりそんなものできていなかった。目の前から小さな小さな我が子の命が、消えた瞬間を見たとき、とても恐ろしかった、辛く、悲しく、何より悔しかった。無力な自分。
まだ、あれから夢でもいいから会いたいと毎日思ってるけど会えてない。
今日こそは、夢で元気なこむすびに会いたいな。
そして、次は健康な体でまたママの子として、
今度は長生きしようね。
約束だよ。

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