ぎんちゃんは、毎朝必ず見送りをしてくれます🎵
おそらくは家族全員を見送っていると思います。毎朝、その姿を見ていると切なくもあり、嬉しくもあり、また、何より癒されます。
いつもありがとう🎵
ただし、ぎんちゃんは、朝でなくても窓際で外を眺めていることが多いのも事実です。
そうすると、実は、ぎんちゃんは、窓際で外を眺めているのが好きなだけなのかも⁉って思ってしまいます。
そこで、ネコの習性を調べたところ、ネコは縄張り意識が強く、室内でしか暮らしたことがないネコでも庭を自分の縄張りと認識しているらしく、どうやら縄張りを見張っているらしいのです。
やはり、ぎんちゃんは、おかわり園芸隊の室内顧問です❗😁
(外は楽しいのかなぁ🎵)
そんなぎんちゃんは、完全室内飼いの子です。
キャリーバッグに入らずに外に出たことはありません。
でも、いつも外を眺めているぎんちゃんを見ると外に出たいのかなぁ~と思うのです。
ぎんちゃん、外で遊びたい?
まだ、緑豊かという訳じゃないけど、芝生の上を走ってみたい?
そうか、では、仕方ない。
本当に外に出すと、Mさんに怒られるので、妄想の世界で、外に出たぎんちゃんを想像してみようと思います。
ドン引きせずに、どうか、優しい目でお付き合いください。
『どうして、外に出たんだろう⁉😨 今、どこにいるの⁉ お家に帰りたい……』
ぎんちゃんは、途方に暮れています。
ぎんちゃんは,この日,キャリーバッグに入れられて,近所のペット美容室に爪を切りに連れて行かれたのです。
ぎんちゃんは,普段から泣かない子ですが,エリザベスカラーを着けなくても爪切りに動じないという,意外にも強い精神力の持ち主です。
そんなぎんちゃんですが,偶然に店に居合わせた大きな2頭の犬のケンカに巻き込まれてしまったのです。
爪切りには動揺しないぎんちゃんも間近で見る犬のケンカが怖くなってしまいました。
ぎんちゃんは,女の子です。そして,か弱いのです。
つい,店員さんの手を振りほどいて,店内のペット用品などが並ぶスペースに飛び出てしまったのです。
犬のケンカの仲裁に入るために店長さんが施術室のドアを開けたばかりに,その隙を突いたのです。
でも、そこからでも、お店の扉がある二重構造になっているのですが、悪い時には悪い偶然が重なるもので,そこに犬をリードに繋いだお客さんが店内に入って来てしまったことから,驚いたぎんちゃんは,その足下を走り抜け,外に逃げ出してしまいました。
しかも、ぎんちゃんを連れてきたお父さんとお母さんはお店を離れてコンビニに行っていたのです。
(怖くないもん。)
どこを走ったのか、どこへ逃げたのか、まるで見当がつきません。
たどり着いたのは、古い古い祠のある神社でした。
辺りはすっかり暗くなってしまいました。
風もまだまだ冷たい季節です。
寂しくて、怖くて、泣き出したい気持ちです。
でも、ぎんちゃんは泣きません。
泣けば、気付く優しい人もいるかもしれないのに、それができないのです。
お父さんとお母さんが探していると思うと、気持ちは焦るばかりです。
お母さんは、間違いなく大泣きしているに違いありません。
逃げてくる途中、物凄いスピードで走る車を何台も見ました。
乱暴そうに走るバイクも、自転車も見ました。
ぎんちゃんを見て捕まえようとする怖い人もいました。
『お家に帰りたい。抱っこしてほしい。今だけは……』
ぎんちゃんは、お腹が空いてきました。
でも、何も食べるものがありません。
これまで、どんなに恵まれていたのか、ようやく気付くことができました。
寂しい……
怖い……
お腹すいた💦
我慢していたけど、とうとう、こらえきれずにぎんちゃんは泣き出しました。
『お家に帰りたい❗😭💦』
と、その時です。
ぎんちゃんに声をかける一人のネコが暗闇から現れたのです。
「どうしたの? 見かけない子ね。どこから来たの?」
ぎんちゃんよりも、ちょっと大人びたお姉さん、真っ白な毛並みのネコです。
二つの瞳の色が違います。青と金色の神秘的な目をしています。
『怖い❗』
ぎんちゃんは、思わず後ずさりをしてしまいました。
でも、お姉さんはとても優しそうです。
怖がるぎんちゃんを見て、『心配しないで』
って言ってくれているようです。
きっと私にお姉さんがいたら、こんな感じかな⁉
ぎんちゃんは、少しだけ落ち着くことができました。
「お家に帰りたいけど、どこにいるか分からないの」
「そう。困ったわね。どんなお家?」
「白い壁の小さなお家なの。お花がたくさん咲いて、庭にメダカもいるの。ローンもあるの」
「ローン……、それだけ? お友達はいないの?」
「ずっとお家の中にいるから、お友達はいないの」
その時、ぎんちゃんは思い出しました。
いつも庭に来て、ぎんちゃんを見てる子がいたことを。
「あのね、私に会いに来る男の子がいるの。確かロミオくんて言うの」
「ロミオ?グレーの毛並みの男の子のこと?」
「そう。ちょっとだけ、モフモフしてるの」
「ロミオの家に近いとこかしらね。結構、遠いわ。短い足でよくここまで来たわね」
感心したようにお姉さんは言いました。
そして、こう言ってくれたのです。
「よし、連れて行くよ。私に付いてこれる?」
ぎんちゃんは、見知らぬお姉さんの優しさに気力が奮い起ってきました。
そして、力強く答えました。
「お家に帰れるなら……頑張る❗❗」
ぎんちゃんの元気な声にお姉さんも安心したようです。
でも、お姉さんもぎんちゃんも気付くことができませんでした……
ぎんちゃんの元気な声に紛れてしまった音に。
お姉さんの背後をゆっくりと移動する、枯れ葉を踏むかすかな足音に…………。
辺りは、すでに真っ暗になりました。
かすかに瞬いていた星は、黒い雲におおわれようとしていました…………
(みーちゃん(小)も帰りを待ってるよ🎵)
と、この後のことは、どうなるかまだ分かりません。
もしかしたら、大冒険が始まるかもしれません。
あるいは、「ただいま~」の一行かもしれません。
それは、これからゆっくり考えます🎵😁
今回は、雰囲気を変えてみました。
実は、姪っ子がネコ写と日記を楽しみにしてくれていることが分かりました。また、お友達の子供さんも、おかわりを観察してくれているらしいので、この話は、子供たちに向けて書きました❗
あ~ちゃん、読んだらメールしてね🎵😁
最近、Mさんに女子力が高いと言われ、ショックを受けた私。
こんなの書いていると、また、言われるかなぁ~💦
なお、言うまでもありませんが、庭とメダカとローン以外は、フィクションです。
今回は、毛色の違う長文にお付き合い頂き、ありがとうございました🙇
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