
宇佐の魅力はやはり新鮮な魚。町内のスーパーで販売されているカツオの刺身等は、高知市のスーパーのものとは雲泥の差。レストランの魚介類を使った定食や御膳も安くて美味しい。

昭和期は漁港沖の砂洲、天皇洲の潮干狩りや明徳竜キャンパスの地にあったグリーンピア土佐横浪が有名観光地でした。余談ですが、グリーンピアを運営していた厚生年金事業団が’90年代に建てた宇佐町一の展望台が竜の宇都賀山に残っています。但し、そこに到る歩道を造成する前に事業団が撤退したため、展望台の存在を知る人は殆どいません。

幕末には漁港南の砂浜から少年期のジョン万次郎が乗船した漁船が出航・難破しています。テレビ等でご存知とは思いますが、万次郎は帰国後、通訳として重宝され、幕府直参へと大出世し、明治期は東大前身の帝国大学の教授になりました。ABCの歌を初めて日本で紹介した人物として、また、初めてネクタイを締めた日本人としても知られています。
戦争末期には宇佐町宇佐宇津賀から鍋烏頭にかけて水上特攻艇・震洋の基地が設置され、現在でも一部の格納壕や素掘り隧道が残っています。

その宇佐漁港の魚市場に野良猫が何匹もいるという情報を得て、出かけたのですが、市場には関係者以外立入禁止の標識が出ており、その東の角地の漁業関係の作業小屋らしき建物敷地に二匹の野良を見たのみ。
二匹はその敷地の餌場で餌を食べた直後でしたが、私が手に餌箱を掲げるとこちらに寄ってきて、持参した餌を少し食べてくれました。
何十分か触れ合っていたかったのですが、ほどなく二匹は岸壁に駐車されていた車の下にもぐりこんだので、その場を後にし、竜キャンパス手前の野良猫スポットに移動したのでした。
最近のコメント