(長文)
私にとっての、最初で最後の猫の妊娠・育児の付添い体験はトラブル続きだった。(以下、日記原著から抜粋。一部編集。データや細かい部分は極力割愛)
7/15 (一部略;出産経過は「こまきママの日記5」から)
緊急手術による無痛分娩の影響だろう?
すぐにでも子猫を抱いて授乳させる画を期待したのだが、子猫を見せても「これは何?」という顔できょとんとして固まったまま見つめている。
前もって用意した巣箱に子猫たちを移動。逃げ出す“こまき”を何度も子猫達のもとに連れていく。(略)“こまき”は自分の体の下に子猫達がいるのに無頓着な体位交換をする。
子猫達の圧死防止、ミルク授乳のため徹夜。
7/16 体温 測り終わる前に逃げて失敗。
(略) 尻尾を挙げて歩く後ろ姿に仰天。もう一本赤い尻尾があるかのようにスーッと長く赤い線が!尻は血だらけ!!原因は不明。 徹夜
7/17 05:00頃、ペットシーツに新たな血痕があり、陰部に出血跡を発見。 獣医院へ。体温 40.0℃ 胎盤の膿などによる感染が疑われた。
16:00 子猫達を最初の(物置前の)巣に咥(クワ)えていった。
19:20 体温 38.9℃
7/18 体重 コマ 101g、シマ 87g ”こまき”に見つかり測定中止
(コマは私が徹夜で最初にミルクを与えた子。ミコが2番目、シマは3番目)
7/19 体温 肛門は腫れたまま、しばらく体温測定は中止する。
07:00 巣が(物置前から)奥に移動されていた。箱が小さすぎるため、元の巣箱をそこに置き取り換える。
11:55 再々移動。子猫達は行方不明に “こまき”が選んだ箱を戻す 子猫の圧死、脱水等が心配。
19:40 突如チャコの尻を咥(クワ)えて私の足元に連れてきたかと思うと、パニックになったように息を荒げ、鳴きながらこちらを見つめる。
私は、事態が分からぬまま物置に置いてあるものをすべて出し、ミコ、コマ、シマを連れ出そうとしていた。振り向くと、そこへ再びチャコを咥(クワ)えて“こまき”が来る。
“こまきママ”!お前は「何をしたいの!?」
ジュニア達を両の手に包み込み、「こまき、行くよ。」と連れ出し、前もって用意しておいたPCデスク下の予備の巣箱に、そっとジュニア達を入れた。
そして、“こまき”を抱き上げ頬づりしながら「し~っ♪し~っ♪」となだめて、子猫達が待つ箱に入れた。
“こまき”達の様子を観察しながら、その場を新聞紙で目隠した。
猫にも育児ノイローゼって、あるのだろうか??
こういった、パニックのような行動が過去何度かある。直近では、7月15~17日。結果論だが胎盤の異常とそれに伴う熱発が原因だった。しかし、今回は何故???皆目見当がつかない。理屈で解明しようとすると疑心暗鬼の迷路に落ちてしまいそうだ。
いやいや、これは私の悪い癖。集中力が続かない。(=+・+=)。o○う~みゅ。。。
考えるのをやめた。ここはママとしての“こまき”を信じるのみ!
20:20 絶句!!連れ出してきた物置を、”こまき”が再び捜索している!。
何があった?何をしたい?何が怖い?と思いながら、その思いを押し殺す。
早ければ今週末には目が開き始める。しかし、現況では、その様子は見れぬものと諦めていた。。。
何が何だかわからない。
(=+_+=)。o○LET IT BE。。。ケ・セラ・セラ。。。。Bi~Li~Li~E~mo~tio~n。。。
。。。?連夜の徹夜で壊れた?
21:10 ちゅ~るの催促あり+5g 皿の下に敷いた新聞紙を何度も掘る。よほど気に入ったようだ、
p(=^・^=)ワガママは特権よ♪ (先が思いやられるね。。。)(笑)
わざわざ此処に連れてきながら、あちらこちらと新しい巣になりそうなところを探している。
「ごめんね」巣になりそうなところは限られているのです。。。(室内猫の悲しさ?)(苦笑)
用があって物置近くに行くと、何処からともなくすかさず”こまきママ”は現れて、「ミャ~ゴンヤ~ゴ」と言いながら何かを訴えているのだが、この場面ではなだめる適切な言葉が無く、「いや~よ」としか伝えられない。このもどかしさを多少なりとも分かってくれるだろうか?(完全に擬人化してる?(自爆))
0:00気持ちが滅入っていて音量を下げて“Super Fly”を聞いていた。
足元の巣から突然出てきては「ンミャゴ、ンミャゴ」(うるさいわね)と小言を言われたかのような気がしたのだが、こちらを見向きもしない。
そのまま反対側の足元にある資料入れの篭に入って寝ている”こまきママ”。
(お疲れね。。。本当にお疲れ様“こまき”。m(=^・^=) 招き猫~
この寝顔を見る度に「憎めないな~♪」と癒されてしまう(笑)
(略)
7/22 知見では、そろそろ目が開き始めてもよい頃なのだが、7/18にコッソリ測った体重は、コマ 101g シマ 87g (”こまきママ”に見つかり測定中止)。
つまり、体重だけで単純に考えると一3~5日ほど成長が遅いということか?
再び、私の足元で寝ていることが多くなった“こまきママ”。
巣にいても授乳している時間は随分と減った。
これが正常なのだろうか?
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最初は自分の子であることすらも認識できなかった“こまき”が、これほど子煩悩なママになるとは予想だにしなかった。時折、貫禄すら感じる。
食器皿の周りを掘り返して隠すような行動と、子猫たちの周りを掘り返して隠すような行動が、頭の中でリンクして手が出せなくなった。任せると決めて見守ることに徹した。
結局、徹夜し悩みながらも十分なミルク補充はできなかった。
パニックのように泣き叫ぶ“こまき”に、どうすべきであったのかも分かっていない。
特殊な例であったのかもしれないが、テキスト形式の知識の限界を痛感した一週間だった。
しかし、放っておいても何ら問題が無かったという声が多い中、私の最初で最後の妊娠・育児付添い経験が、このような大変なものであったことはむしろ記憶に残る思い出深いものになっている。
「苦労話ほど、久しく思い出深く味わえる酒のつまはないだろう。」
そう、自分につぶやく。(=^・^=)b
PS.胎盤が腐って緊急オペを行ったのだが、知能等に影響がなければよいのだが。。。
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