日記を書くのは久しぶりです。
皆様、ご無沙汰しております。
といってもログインだけはマメにして、皆様の日記を読み逃げしておりました(どーん)
ここ数ヶ月のんびりまったりと我が子(愛猫)たちとのイチャイチャのみで暮らしていたのかといいますと、悲しいかなそんなことはなく……
相も変わらず野良猫さん達の平穏を勝手に願って、勝手にわーわー言いながら走り回ってます。
(勿論かわいい我が子たちとももふもふイチャイチャしております)
新入り流れ猫さんにおいでおいでして手術、野良の子猫さん保護等々。
全て私が好きで、出来る事を出来る範囲で勝手にやってるだけなので苦にはならないのですが、やっぱりまだこんな猫たちがたくさんいるだなと思うとやるせなくなります。
こんな出会いなんてなくなった方が幸せなのにと。
苦しんでる子は少ない方がいい。
例え僅かでも、一昨年より、昨年より、一匹でもそんな子が減ってくれていたらと願わずにいられません。
さて、そんなこんなワタワタの最中ではありますが、様々な事情から我が家に新しく仲間入りした猫さんを紹介したく。
身内の知人のご友人が保護された猫さんです(現在生後11ヶ月程度)
この身内の知人のご友人をAさんとします。
その猫さんは、ある日Aさんのご自宅のお庭に現れ、ぐったりと倒れて、まるで助けを求めるように懸命に鳴いていたそうです。
動物好きのAさんはどうしても見捨てることが出来ず、その子を保護して病院へ連れていってくださいました。
一通りの応急処置と検査を終え、Aさんは猫さんをご自宅につれて帰られました。
しかし、Aさんのご自宅事情では長期の猫保護はご無理だったのです。
かといってこんなに弱った子を外に戻すことなんて出来ない、けれど保護し続けることもまして家族にすることも出来ない。
どうしようとお悩みになり、Aさんはご友人の方々に片っ端から事情を説明し猫さんの保護を引き受けてくれる人をお探しになりました。
そのご友人の一人が「○○さんのお身内に猫ちゃんの保護をしている方がいたはず!」と私の身内に御連絡があり、身内から「出番やで~!!」と声がかかり、Aさんの連絡先を聞き直接やりとりした2日間に、私の元で預かり&保護を引き継ぐ形となりました。
この出来事があったのは3月。
その時点で推定生後7ヶ月でした。
それがこの子です。
半年以上野良猫生活をしていたとは思えないほど人懐こい、キジ白の男の子。
きっと何処かで人にごはんをもらっていたのでしょう。
(この辺のことはAさんに情報を頂戴し、またワタワタしてたのですが割愛します)
名前を『ちょこ』と名付けました。
この時点では、かかっていた猫風邪を治療した後に里親さん募集をするつもりでいました。
「今日から新しい御家族が出来るまでは、私がママだよ。仲良くしようね」と抱っこして、掌に乗せたウェットをもぐもぐ食べるちょこにデレデレしておりました。
しかし私の元に来た翌日、ちょこの様子がおかしいことに気づきました。
既にあった猫風邪の症状じゃない、神経系の症状が急に出始めたのです。
眼振、捻転斜頸、高熱、下半身麻痺。
この症状には覚えがあります。
息子にして我が天使、保護猫達の保父さん『こうちゃん』を保護した当時、こうちゃんに起きていた症状にそっくりでした。
いけない、これは危ないと慌ててかかりつけの病院につれていった結果は、こうちゃんの時とほぼ同じ診断結果。
長くなるので詳細は省きますが、とにかく一刻を争う状態でした。
すぐに治療に入り、こうちゃんの時と同じく投薬に加え一日に何度も全身マッサージを施す看病を続け、症状が有る程度収まるまで二週間ほどかかったでしょうか。
とりあえず最悪の事態は脱することが出来ました。
動かなかった脚もしっぽも動き始め、熱も下がり、傾げた首のままひょこひょこと歩いてくれるようになりました。
しかし後遺症は残ってしまいました。
既に同じような後遺症を持つこうちゃんと暮らしている私にとっては「その程度で済んで良かった」と思えるものですが、これから新たに猫さんを迎える方にとってはどうだろう……そう悩み始めたのが4月中旬頃だったでしょうか。
春~秋にかけては子猫シーズンです。
ネコジルシでも他サイトでも、可愛い子猫たちが新しいご家族を求めている記事が次々とあがっていきます。
そんな中、果たしてハンデつきの、しかも生後8ヶ月ほどの子を迎えてくださる方がいるだろうか、と。
色々もやもや考えつつ「そんなもの、やってみなくちゃわからない!」と、地元記事や他サイトではありますが募集を開始しました。
しかしやはり反応は無いに等しく……。
「まあ、気長にいこうね、ちょこ」と、ぐるぐる喉を鳴らして甘えてくるちょこを抱きかかえ、ちょこ以外の元野良ちゃんのケアなどでわたわたしつつ、日々を過ごしていました。
保護&看護部屋から出て家中デビューを果たしたちょこは、予想通り『こうちゃん保育園』に入園し、保父さんのこうちゃん、年長組でお兄ちゃんのきなこに可愛がられ、新入りさんにフレンドリーな私の猫さんたち皆に可愛がられていました。
ちょこも臆することなくお兄ちゃん・お姉ちゃんに挨拶にまわり、すぐに全員と仲良くなりました。
病院で「よし、これくらいまで治ったらもう去勢手術しても大丈夫だよ」と言われたのが5月頭頃。
去勢をすればもっと募集も幅も広がるかなとの期待も込めて、無事去勢手術を終えました。
しかし相変わらずかかるお声はないに等しく。
まあそれものぞみちゃんの時や他に何度も経験しているので、ゆっくり待っていようという姿勢でいました。
そんなある日、いつもこうちゃんときなこの傍にくっついているちょこの姿が見当たりません。
名前を呼んでも出てきません。
「何処にいった? まさか脱走!? そんなまさか!」と家中の窓や扉を確認するもやはり異常なし。
誤って何処かに閉じ込められているのかとあちこち探すも姿が見当たらず、「ちょこー!」と何度も呼んでいると、私の足許をウロウロしていたこうちゃんが、とある隙間の前でちょこんと座って中を見つめていました。
そこはのぞみちゃんのお気に入りだった場所。
生前ののぞみちゃんが入り込んでは気持ちよさそうに寝ていた、通称『のぞみちゃんポイント』
のぞみちゃんが家中からありとあらゆるものを集め、まるで鳥の巣のように作り上げた『のぞみちゃんの、のぞみちゃんによる、のぞみちゃんの為の場所』
他の子達は決して使わない『のぞみちゃんポイント』
のぞみちゃんが虹の橋を渡った後も、そこの匂いをくんくんと嗅ぎはするものの、決して誰も乗ろうとはしませんでした。
まるで其処にのぞみちゃんがいるかのように。
ここはのぞみちゃんの場所だと、皆がわかっているように。
私たちも『のぞみちゃんポイント』を片付けはしませんでした。
そこにちょこが入り込み、のぞみちゃんが作り上げた鳥の巣ならぬのぞみちゃんポイントにフィットしてスヤスヤ眠っていたのです。
それを見た時すっと何かが心臓を通り過ぎたような気がしました。
ストンと納得出来たんです。
「ああ、この子は私の子だ。最初から私たちと縁が繋がっているんだもの、里親さんが見つかるはずがなかったんだ」と。
後で知ったことですが私だけでなく、家族の者も「ちょこはうちの子になる」という気持ちだったというのですから、不思議なものです。
のぞみちゃんがちょこを導いてくれたのかな、と思いました。
私たちに「ちょこちゃんを家族にしてあげて~」と耳許で囁いていたのかも。
そんなわけで、ちょこも新たに我が家に仲間入りしました。
ニャン7名・ワン2名の大所帯です。
(ワンの内1名は来月で17歳になるおじいちゃん犬。ちょこは何故かこのおじいちゃん犬のことが大好きで、よくスリスリと甘えに行っています)
皆さん、ちょこ共々これからも宜しくお願いします(*´ω`*)
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