本日、朝一番に検査に行ってきました

2016年7月28日(木) 797 / 0

本来なら一週間待ちがザラだという大阪獣医臨床センター、電話予約と現在のトトのかかりつけの先生の紹介により次の日一番の予約となりました。
車の運転が苦手ですが、ともかく田舎から3時間とみて朝6時出発。
トトは昨夜から食事・水拒否!!ですがウンチは2センチ程度がコロンと転がり出ました。
少しでも自分や娘を慰めながら、高速にのり到着したのが7時と
Σ(￣ロ￣lll) 一時間ちょいでついたじゃん!!!
ともかく8時半の受付をまって9時から先生にトトをみて貰いました。
まずは実際の下半身の状況を見て貰い、そして以前とったレントゲン等の検査を見直し
再度、センターでもレントゲンやエコー診断。
原因不明、ともかく異常もなく血液の数値も綺麗だという事。
これはCTとMRIしかないとの事でトトを預けたのが11時
そこからが長かったです。
関空に行き、そちらで無料カードを作ると関空内のインターネットカフェが半額になります。
けれど行く気になれず、娘の祝えなかった誕生日を兼ねての関空観光も二人して楽しめず
時間潰しの本を買って病院の待合室に戻ったのが14時。
娘も疲れ果てていたのか待合室で眠ってしまい、ウトウトしてた私は寝る事もできず
置いていたPCで病気の検索、もう日曜日から延々と調べました。
心筋でもなくヘルニアでもなく、けれど下半身は完全麻痺に進行。
血液は綺麗で、さてなんだろう?と頭がグルグルと落ち込んでは浮き上がらせる。
知らないで辛いより、知って辛いを選ぶ私…損な性格で、ともかく関西では
ここに任せるのが最後の砦の病院だし、先生も優しそうだったし、信じようと時間を待つ。
他の人達は、たいていは外車に乗って犬が多く、私より後に来て先に帰る。
道でひかれた野良ネコを思い出す。ともかく、できる事の線引きをしないとダメだ。
答えは聞くしかない、ここでわからないならオシマイだと…待ち続け夜19時になりました。
先生がきてまずは「トトちゃん元気ですよ」と…けれど笑顔ではありませんでした。
私はそういえばこんな顔をした先生を知っている、元姑のがん告知の時の顔だと思い出しました。
末期癌の姑を私は看取り、そして離婚しました。
比べるものではないかもですが、似た気配を感じました。
娘に待合室にいなさいと言っても、娘は自分が拾ったからと頑なに同行を希望しました。
そして先生からは
「原因が見つかりました」と
「脊髄に腫瘍があります」と
一番認めたくなかったケースでした。そして場所も良くありませんでした。
脊髄の中にそれはあり、先生が書いて説明してくれた図は7.8.9.10と分けられた
脊髄の中を覆って圧迫している腫瘍と、スキャン画像でした。

抜粋(私が個人で調べていたものです)
髄内腫瘍
髄内腫瘍に関しての報告は少ない。上衣腫は３症例報
告されている。Jeffery and Phillips の２症例の報告で
は、１症例は術後の神経機能の改善が認められず術後３
カ月で安楽死された。もう１症例は安全に改善して７０カ
月生存した

先生はしきりに「珍しい病気です、特に猫は珍しいです」と…
なんで、そんなレアに当たるかねぇ、宝くじ当ててよトト

これは開いて肉腫をとらないと何かわからないと…そして危険な手術であると説明されました
炎症かもしれない、リンパ腫かもしれない、FIPかも知れない(これに関しては先生は違うと思うとの事)

そして手術となった場合は例のない難しい手術となり、片側推弓切除・脊髄外腫瘤　摘出
先生から貰ったメモにそう書いてあります。
脊髄に穴をあけて骨を開いて中の細胞をとらない事にはどうにもならず
全部とれるか?少しか?ともかく取らないと何かわからないとの事。
そのあとに推体固定という骨ほ支えて固定する手術も入ります。

原因は不明、そして急激な悪化に先生も
「初めてで珍しいケースです」と…
何度も、それをしたら治る見込みはありますか?と聞いても先生は
「何かわからない以上はなんともいえない」
費用は30万程…けれどそれで済まない話です
私の中では癌の可能性が高いと思っています。なら人であってもお手上げです。
ましてや高額になる癌治療…
先生は「なにかさえ正体がわかれば道はみえます」

血液センターに検査に出してくれたそうで、はやければ来週頭にでも答えは出ると
そして火曜日には手術はできますと
ともかく明日はかかりつけの病院にセンターの先生からも連絡をいれて連携がとれるようにしておきます
今回の検査CDも渡すので明日、トトを地元病院に連れて行きなさいとの事

頭が真っ白で、ともかく何度も「ちょっと待ってください」と少しずつ話を進めて貰いました。
横で娘が泣いています。私は母なので何度も
「治る見込みがあるから手術だよ、原因がわかったからこそ良かったんだよ
ここでなければ、きっと発見できなかったんだよ、きっと先生のいう通り
水か炎症だよ、だってトトまだ若いし大丈夫」
なぐさめしかできません、私自身も自分を落ち着かせている始末
娘からは手術したいと言えません
だってお金の事だから、子供にどーにかできる事でもなく、ましてや娘が拾ってきたのが始まりだと
娘は自分を責めています。
何度もそうじゃないし、一杯元気くれた猫達がいて良かったでしょ?とか、自分で何を言ったか
覚えてない始末。

こういう時は感情を切り離して、シンプルに要点だけを思考する事
とりあえず、手術費用30万は妹から借りる事ができます
ただし、その後です
ですが、しないとわかりません
リスクの高い手術です
ですが先生が火曜日と早めるのには言わないだけで意味はあると思います。
先生も娘に
「腫瘍の場所がわかったし原因がわかったから、もういっきに進行する事はないからね」と
これも私は頭の中で、通常の移転しない、つまり癌でなければそうだろうと…
怖い位に姑の時の癌の記憶が蘇ります。

先生に再度確認しました。こういう手術の経験はありますか?と
1件ですがありますと、犬ならもう数件ありますと。
タイムリミットはトトの体力です。
先生もともかく無理にでも食べさせて欲しいと、流動食の缶詰を渡されました。
あと腎臓の感染が怖いので圧迫で尿が出せるように練習して下さいと。
無理なら地元の病院で頼んで下さいと。

帰宅したのは21時でした。トトはステロイドの薬を注射され、今日は絶対安静です。
隔離した方がいいというので、唯一いままで猫進入禁止だった私たちの寝室に
即席でフェンスで囲ったゲージを作り寝床にしました。

気持ちは7.8割は手術しないと…です。そして他の子達は急いでペット保険に入れようと思います。
本当なら来年に入れる予定でした。保険さえ入っていれば負担はもう少しマシだったでしょう。
今は疲れたので寝ます。

応援してくれた皆さまや、援助を申し出てくれた皆さまに、心からお礼申し上げます。
トトは生きる気満々です。ですので、まだあきらめていません。
少し寝て気持ちを落ち着けてから、じっくりと考えたいと思います。

21 ぺったん