真っ先に疑われたのはジジでした。
ジジはもともとノラちゃんで、
娘の夫が会社の近くの自販機の下で啼いていたジジを保護し、
そのまま飼っていたニャンコ。
早速検査。
でも陰性だった。
「これは母子感染でしょうね」と先生。
ずっと室内だからね。
ジジじゃなかったらそれしかないって。
で、保護主さんに連絡。
そちらも検査はしたことがなかったそう。
案の定、ママもお兄ちゃんも弟も陽性だったらしい。
でも元気だけどね。
サクは発症が早かったね。
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白血病がわかってからは、
根本治癒ができないから対症療法しかない、と。
吐いたら吐き気止めの注射を打ちに行く。
あとはインターキャット。
保水の注射。
ステロイド剤。
あとはストレスのない環境にしてあげて
免疫力をあげるしかありません、って。
もう悪くなっていくだけ、
できることは、その下り坂をどれだけゆるくできるか、
らしいです。
そんなこと言ったら、
病院に行くこと自体が大きなストレスのような気もするけど、
でも5日に1回くらいかな、通い続けました。
注射を打ちに。
そのおかげか症状は小康状態。
でもね、白血病は猫同志うつるから、
サクとジジを隔離しなきゃいけない。
トイレもゴハンも共用厳禁。
2匹は顔も合わせない。
一緒に住んでてこれは難しい。
お互いの部屋は出入り禁止。
リビングなんかの共用スペースは交代で出すことにしました。
でもね、猫にはそんなことわからない。
部屋に入ってる方は「出たい」とニャーニャー。
「あなた今まで出てたんだから、交代だよ」といっても
わかんないよね、そりゃ。
それは人間にとってもストレス。
出してあげたいけどそれは病気の危険にさらすことになってしまう。
猫にとってはそれ以上にストレスだったんだろうな。
完全にトイレとかゴハンを分けるって言っても、
ふとしたスキに部屋に入ってしまったりして、
そうしたら相手のゴハン食べちゃったり、
トイレも使っちゃったり、
やっぱり難しい。
で、娘の一大決心。
ジジを連れて近くに部屋を借りて
別居することにしました。
家賃を始め、費用はそれなりにかかるけどね。
猫のため。
サクの残りの命、ストレスなく過ごしてほしいというのと、
娘にとっては、ジジを白血病から守りたい、というのも
大きかったと思う。
ワクチンだって完全じゃないし、
副作用だってあるしね。
とにかくそうして、また私とサクの
ラブラブ♡ふたり暮らしになりました・・・。
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このまま、このまま、
おだやかに月日が過ぎていくことを祈っていました。
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