結果、骨髄腫瘍(リンパ腫瘍反応が出た、つまり癌)そこからの骨髄軟化症
予防も処置も不可能だった事、猫には珍しい症例で間違いなかったとの事
参考 骨髄軟化症
発症してしまえば100%に近い確率で死に至る病気
障害部位から頭側に炎症・浮腫が波及し どんどんと脊髄を軟化(壊死)させていきます
最初は後ろ足の麻痺だけだったのが、前足、首と続き・・・
最終的に延髄という生命維持に重要な神経をもが軟化してしまいます
その結果の症状として痛み・呼吸困難によって命を落としてしまう難病の一種です
トトの場合はリンパ腫瘍の癌自体は骨髄の表面の膜までで、内部にまでは侵入はまだだったのですが
後ろ足までの軟化症、壊死の気配があったとの事
血液検査には、やはり何も異常はなく骨髄の提供がなければ、死因がわからなかったと
当時、大学病院の先生に書いて貰ったメモ、ずっと仕舞う事もできず、いつも見れる手元に置いてました


たとえ手術をしていたとしても無駄だったのは確定です
そして、やはり癌だと…でもキャリアではないのに?
今、父親のグルはキャリアです、けれど残り2匹は陰性です
陰性だったトトがこうなったなら、今陰性の二匹も危険なのでは?
そう電話できくと
「人と一緒で癌にどうしてなるのか?言い方は悪いかも知れないですが運です。
トトちゃんは本当に運が悪かった、悪いのが重なった結果ですが、まったく同じ目に
他の子が合うとは思えません、今はただ大事にしてあげて下さい」
そして献体のお礼を言われました
骨髄軟化症…猫の症例は本当に少なく、リンパ腫瘍ですら生存率が低いのに軟化症はほぼ死
せめて他の部分であったなら、せめて前兆があったなら
若いから進行が速かった、前兆がないから見逃した
ヘルニアととても良く似た症例、けれど癌だったのに反応が脊髄内で出なかった
なぜうちの猫なの?なぜ我が家で生まれた大事なうちの猫なの?
どうして?どうして?どうすれば良かったの?
自分の無力感で一杯ですが、受け入れるしかありません

トト達が生まれた時も育ってきた思い出も沢山覚えています
離乳食の時や目ヤニの時も、トイレの躾の時もヤンチャな時も
我が家は我が家なりに必死で大事に育ててきました
今私のスマホには、偶然ですがトトが倒れる一週間前の動画があります
とても短い動画ですが、お腹みせて停止しているトトを撫でている動画
この時には既に癌があったという事、けれど下痢もなく食欲もありました
トトの死に様は忘れません
今まで数匹看取りましたが、トトは最後まで首をふって生きたいと抗いました
脳幹がやられていたのに、目もみえておらず癲癇発作すら起こっても
必死で大きく息をして唯一動く首をふりまわして命の強さを見せてから逝きました
最後は自分の舌を噛み血を流して、生きていたよと教えてくれました
最近、グルを見ながら、そして本日の結果を聞きながら結局は命は猫達自身の生命力に
かけるしかないのだなぁ…と実感させられています
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