ボロボロで飢えてふらふらの状態の中、目を三角形にしてにらみ、うなりながら必死で外猫のご飯を食べていた。
その姿は危機迫るものがあった。
とてもではないが触れる状態ではなかったが、満足するまでカリカリを盛ってあげるとやっと落ち着いた。
それから三日後くらいには、なんとか側によって写真が撮れるようになった。

そして一週間ほど経つと、少しずつ甘えるような素振りを見せ、表情もどんどん柔らかくなっていった。
思いきって尻トンしてみると気持ちよさそうに甘えてきたが、手のひらに当たるゴツゴツの尾骨と背骨に驚いた。

この20日間、ボロボは一歩も庭を出ていない。
テラスで眠り、庭の植え込みでウンチとおしっこを済ませている。
頬の傷と首回りのハゲが心配で、思いきってお世話になっている獣医さんに相談すると、連れて来られそうなら来てもいいとのこと。
傷は化膿止めの薬をご飯に混ぜて様子を見ることになった。
ハゲは真菌では無さそうとのことだが原因不明。

去勢済みの雄、甘え方、外の生活に全く順応出来ていないことから、もとは飼い猫のはず。
捨てられたのか脱走して戻れなくなったのかは解らないが、その姿から想像するとかなり長い過酷な放浪生活を送ってきたんだろう。
でもね、うちには6匹の猫が居て簡単にはうちにいれてあげられないんだよ…ごめんよ。
愛護センターや迷い猫サイトに掲載はしたが、元の飼い主が見つかることは難しいだろうな。
今は外猫のためにテラスに作ったハウスで寝ているが、もうすぐ本格的な冬がくる。傷も心配。
それまでには何とかしないと!
家族の了承を得るため現在、画策中!

待っててよ。ボロボ!
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