
りん(右から2番目)と兄妹たちです
今回は「りんのお母さん」について書きたいとおもいます。
先日ニュースにもなりネコジルシの日記にもありましたが、、、、
多頭飼育崩壊
殺処分0の裏事情 が深く関係しているのです
りんのお母さんは多頭飼育崩壊の現場からボランティアさんによりレスキューされた猫です。
とても劣悪な環境、ちゃんと食べれていたのかもわからない、、そんな悲惨な状況だったそうです。
そんな状況にいた猫たちはどれだけのストレスがあったでしょうか、、人間不振にもなり、、
心に傷をおっているともおもえます。

⚠この写真はりんのお母さんではありません
りんのお母さんは保護された時にはすでにお腹が大きく、保護した後すぐに出産をし、元気な5匹の子猫を生みました。
出産後お母さんはおっぱいを与えかいがいしく子育てをしていたそうです

子育て中のりんのお母さん
出産したこともあり、乳のみ猫を専門として保護しているボランティアさんのところへ移動しました。
その頃、ボランティア先にはセンターに収容され引き出した乳のみ猫が沢山保護されている状況で、いつも「ミューミュー」となく声が聞こえる環境でした。
その中で子育てをしていたのですが、、、子猫が1ヶ月になる頃、それは突然、なんの前触れもなくおきたのです。
お母さん猫が子猫を襲ったのです。
子猫の異常な鳴き声でボランティアさんがかけつけた時にはお母さん猫に噛みつかれ食べられてしまう寸前だったそうです。
あわてて引き離し病院へ、、
診断結果は完全なる下半身付随、、、💦
腰から下が立たずぺったんこ、、でした。
それからボランティアさんは保護している沢山の乳のみ猫を抱えながら、その子猫を何度も病院へつれていきながら看病、看護をしていました。
自分を責めつらい時間をすごしながら、、必死に看護してくれてました。
その子猫が「りん」です。
ボランティアさんのおかげでひどい下半身付随と診断されながらも生後2ヶ月になる頃には右足は立つようになり、おしりを引きずりながらも自分で移動すること、しゃかしゃかをおいかけることもできるようになっていました。
ただ、そんなには遊べないので兄妹猫や他の猫ちゃんたちが遊ぶ姿をゲージの中から、ゲージの枠に手をかけて眺めていることが多かったそうです。
お母さん猫が生後1ヶ月にもなる子猫を襲うことはほとんどないといいます。しかしなぜ??
それは、、想像にはなりますが、、、
○劣悪な状況にいたためストレスをかかえていた上に出産
○周りには子猫がたくさんいる状況
○お母さん猫はとても疲れてしまっていた。
→
こんなに子猫がいたら自分の子供をすべて育てられない、自分のご飯もわからない、と動物的本能からだとはおもうけれど「間引き」をしたと思われます。
それを思うとりんのお母さんが可哀想で、、たまりませんでした。
私はりんのお母さんが悪いなんて思いません。そしてボランティアさんも。
すべては避妊去勢をせずきちんと管理もできない無責任な飼い主さんがいけないとおもいます。
多頭飼育崩壊による影響は、そこにいる猫たちが幸せな状況にないことが一番深刻だとおもいます。
そしてレスキュー後は病気の猫を治療、避妊去勢、そして里親探し。
その上りんのようなことが起きるほど猫にストレスがかかっている、そのストレスをとってあげまた人間を好きになってもらう。
それすべてをボランティアさんがやっている状況です。
そして、、
神奈川県は「殺処分0」を掲げています。
その裏にはすべてボランティアさんがフォローをしているから成り立っている実情があるのに。
ボランティアさんのところにはあふれるほどの猫が保護されています、寝る時間を惜しむことなく、自分のお金さえもつかいながら、おしみない愛情を猫にかけてくれています。
「殺処分0」なんて掲げてるならもっとボランティアさんに負担ばかりをかけないように対策を考えてほしいと思うのです。
そんな事情が重なり、、こんな事故がおこってしまったとおもいます。
りんは「可哀想なこと」になってはしまったけれど、「可哀想な子」ではありません。
しかし元気に生まれたのに、、と思うと、、、。
だからこういうことが二度と起こらないように!と思うのです。
○避妊去勢の重要性
○最期の時まで責任を持つことの大切さ
(食事、環境、治療も含)
を、改めて知ってほしいとおもいます。
ネコジルシの皆さんはもう知っている、わかっている方が多いとおもいますので、、、
自分の周りから少しずつこの事を知ってもらい、「無責任飼い主0」を目指していけたら、、とおもいます。
長々読んでくださってありがとうございました
m(__)m
昨年の9月

今、どーーーーーーーーん!と成長しました❗

りんは元気です。
りんを助けてくれたボランティアさんには感謝しています。もしあのとき少しでも助けるのが遅かったらりんに会えなかったから。
ボランティアさんの助けになることがしたい、でも今はそんなにできる状況ではない、だからその時が来たときには、きちんと力を発揮できるよういろんな知識を得ておこうとおもいます。
ネコジルシにはとても勉強させてもらっています。
これからもよろしくお願いいたします🙇
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