「ココロも満タンに・コスモ石油」
のCMで
ブルブルしている清水ナントカに
イラつくだなんだと何度も
ブツブツ言っている矢先...
今朝のヤフーニュースで
芸能界引退?のような
報道がなされており...
あれ...
なんか悪いこと
言っちまったかしら...
などと
ふと思ってるイチ庶民...
コイン坊っちゃまの
召使いでございます...
今日は朝から終日
売り出し現場にて待機...
車の中とは言え
ご近所さまのことがあるので
エンジンは
なかなかかけれない状態のため
寒い...
これではまた
眉間にシワが
寄ってしまうではないか...
おまけに乾燥で
顔やら手はカッサカサ...
老化に拍車がかかってゆく...
なんだかなぁ...と
毎度おなじみ遠い目となる...
そういや去年
コイン坊っちゃまを
拾った頃...
別の現場待機をしていた時のことを
思い出した...
外に簡易テーブルを出し
腰掛けていたところ...
小学校4〜5年生の
近所のガキンチョが
何人か集まってきた...
いつも職場の人間には
「沙世ちゃん、子供嫌いなのに
やたら好かれるよねえ」
と笑われていた...
そう...
私は子供が嫌いだし苦手なのだ...
周囲の女性は言う
「自分が子供を持てば変わるし、
可愛いわよ♪」と...
申し訳ないが
そんなセリフは聞き飽きた...
子供を持たないという生き方は
私自身が選んだので
タラレバで話されても困るし
相手も悪気はないので
「ハハ...そうですね」と
その場は笑顔で
右から左へ受け流す、という
対応しか策がない...
話は戻すが
私は子供に好かれているのではなく
子供にナメられているだけなのだ...
教育やら
しつける立場でもないため
集まってきた
ガキンチョらとは
対等な立場で話していた...
とにかく
クソ生意気なガキンチョらで
「えー!41歳⁉︎」
「オバさんじゃーん!」
「独身なのー?なんでー?」
「キャハハハッ」
...散々な言われようで
自分でもよく
冷静でいられたなと思う...
まあ
こんなガキンチョらだから
親も親なのだろうと
割り切ることにした...
いずれにせよ
ガキンチョは正直なイキモノだ
しかし
私という人間を
多少なりとも嫌な気分に
させたのだから
それなりの
制裁は味わってもらおう
と
会話を進めた...
ガキンチョは
ガキンチョなりに
私の「見てくれ」については
さほど悪くないと
判断したのだろう...
平気で
「なんでー?なんで独身なのー?」
という
しつこい質問をしてくる...
これが見た目に
「相当の難あり」という
判断ならば
そもそも近づいてこないし
子供なりに考え、そんな質問は
してこないだろう...
だから私は答えた...
「独身なわけか...?
結婚したいと思った人が
もうこの世にいないからだよ
代わりならいらないし...
その人じゃなきゃ意味ないからだ...」
ガキンチョらは
「あれ...想定外の答えが
返ってきてしまったな」
とでも思ったのか
少しおとなしくなったが
気まづいままでも
嫌だと判断したのだろう...
「へー!そーなんだ
別にいーじゃん!
オバさんでもお見合いできるし」
などと
クソ生意気な顔と発言で
なんとかごまかしていた...
ちなみに
私がそう答えた内容が
事実であるかどうかは
ここでは伏せておく...
ガキンチョには
「まあ、オバさんでも
何度も結婚する人はするし
結婚に意味が見い出せると
いつか判断する時が来たら
その時に考えるよ」と
言っといた...
ガキンチョらは
不思議そうな顔をしていた...
さらに会話は学校生活へ...
「ねー、聞いてー
クラスにキモイのがいるのー」
「そうそう、あいつさー
マジキモイよねー」
「キモイし、ムカつくから
シカトしてるー」と
ガキンチョらの井戸端会議が
わんさか盛り上がっている...
ガキンチョの井戸端会議なら
公園ででもすればいいのに
なぜか私のテーブルセットに
集まって
青空教室のようになっていた...
私はまた答えた...
「キモイの判断ってなんだ?
あぁ、そうか...
キミら可愛い顔してるし
いい服着てるしな...
要はイケてるグループって感じ?
そりゃあ、自分より劣ってる奴を
目にすりゃ
くだらんランクづけも
したくなるだろうよ...
学校なんてそんな場所だもんな
でもまあ、キモイとかシカトとかさ
そんなイジメみたいなことで
その子が自殺でもしちゃってみ
キミらは犯罪者だよ」
ガキンチョらは
またおとなしくなり
興味津々で
さらに青空教室は終わらず...
先生にはタメ口話...
あそこの家は海外出張で
ずっと留守の話...
勉強嫌い話...
好きな男子の話...
色んな話が尽きなかった...
今時のガキンチョは
スマホを持たされているため
その中の1人のスマホが鳴り
お母さんからの
「今、どこにいるの?」コールが
あった様子...
そのコは言った
「●●ちゃんちのすぐ前にいるよ
今、世間話してるの!」
だと...
フ...
笑ってしまった...
そのうち
1人、2人と帰って行き
最後まで1人残ってたコが
ふてくされたような顔で言った...
「帰ったらママのお手伝い
しなきゃいけないし
チョーめんどくさい
ホントやだ」
「エライじゃん、ママの手伝いしてさ
家事いっぱいおぼえて
私みたいなオバさんになる前に
いい男つかまえて
早いとこ嫁にでも行きゃあいい」
気にさわったのか
そのコはほっぺたを膨らませ
ムッとしていたが
「貸して」
...と
私が
片付け始めていた
テーブルやら椅子やらの
片付けを手伝ってくれた...
「ねえ、また、ここに来る?」
とそのコは言った
「この家、まだ売れないし
来週の土日も来るよ」
と私は答え
その日は
サヨナラした...
その後
何度かあの現場に行き
自転車で走り回る
あのガキンチョが
遠くで手を振ってきたりしたが
やがてその新築は
買い手がつき
私はその現場へ
行くことはなくなった...
自分の子供でもあるまいし
よそのガキンチョの
将来のことなどどうでもよい...
高齢化社会だ
孤独死だ...と
様々なことが
頭を巡る自分にとって
「子供たちの明るい未来」
などと考えている余裕などないし
私には関係ない...
しかしそれでも
きっと
あの青空教室は
あのガキンチョらにとって
一瞬でも楽しいものだったに
違いない...
あのガキンチョらが
大きくなり
いつか
「そういや昔...
女独りの不動産屋と
テーブル囲んで
なんやかんや
みんなで話した記憶がある
41とか言ってたわりには
若く見えるオバハンだったな」
などと
鼻で笑ってくれていたら
それでよいかな...と
思っている...
おい...召使い...いい加減
ボクのネタを書きなしゃい...
の図...
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ふてくされたブルテリアのような
顔になってますよ...
美男が台無しです
坊っちゃま...
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