どちらも捨て猫で、玄関開けたら乳飲み子の子猫が一匹
「みーみー」と鳴いていたので、名前はミーと名付けました。
キジトラのメスで反対する当時の旦那を説き伏せて必死で育てました。
人の子と一緒で3時間おきにミルクを与えて保温してお尻を刺激してウンチと尿の処理。
片足の悪いミーは母親に捨てられた様子で迎えに来る事はなく、何度も下痢をしては
私のお小遣いで必死に通院して、なんとかすくすく離乳食からカリカリに移行。
元気盛りのミーは私を母猫と思って、よじ登っては「遊んでー!!」とカミカミしたり
ヤンチャで人にケガをさせないように、爪をたてたら無言で降ろす、噛んだら指を軽くそのまま
ノドにつっこむ、けっして叩かない・大きな声で叱らない、一言「ダメ」とだけ言う。
そうやって育てたミーは、なかなか貰い手がなく、やっと貰い手がつきそうな人は
おばぁちゃんで座敷犬と同居…本当は嫌でした。犬と一緒、お年寄りだから放し飼いにしそうと
けれど当時の夫は「家を猫で傷つけられる」と大反対で泣く泣く、そのおばぁちゃんの優しさを
信じてミーを渡す事しかできませんでした。帰りしなに必死で追いかけてきたミー。
今でも、思い出すと苦しいです。そして帰宅して悲しさとくやしさで泣く私に
「たかだか猫で…そんなに飼いたいなら離婚して飼えば?」と言い放った元夫。
次に拾った子はドブに捨てられて息も絶え絶えだったキジトラのオス
少しでも命が強くなるように「大地」と名付けた子猫は、あきらかに弱っており
何日も徹夜で保温してミルクの飲みも悪くて何度も少しずつ与えたりと色々としましたが
病院にて発覚したのは猫汎白血球減少症(猫パルボウイルス感染症/FPLV)
それでも一日でも生かしてやりたくて添い寝する私に元夫は
「どうせ死ぬのに」と、やはり反対でした。子供に猫が死ぬ所なんて見せるな…と。
その次の日の早朝に私の腕の中で大地は死にました。
元夫は動物が好きです。ただし可愛がる所だけ好きな人でした。
離婚して生活は大変ですが、今は猫達と共に暮らせて、やっと私も楽に息が出来る感じです。
家を傷つけられると嫌がっていましたが、うちの猫達はちゃんと爪とぎで爪をどきます。
ゴミ箱も漁らず、人も決して傷つけません。
マロメロを血液検査に連れてった時は「シャー!!」とキレた猫達ですが
はじめてそれを見た私は看護師さん達に謝罪すると
「いえいえ、もっと気の荒い子達なら爪でひっかいたり噛みついたりしますよ。
この子達は攻撃してこない、怖いだけで我慢してくれている優しい子達ですよ」
と言って貰えてホッとした出来事もありました。
グルにいたっては暴れたら一番攻撃力があるのに耐えてくれているのかチキンハートだからか
最初は病院でも警戒されますが、手出ししないと理解された途端にモミモミされて
おしっこちびる始末です(ちと悲しい
3年間うなったのは一度だけ、娘が間違えてグルの尻尾を軽く踏んでしまった時だけで
一瞬うなった後に「しまった」って顔をして、必死で娘にすがりついてペロペロしてました。
猫は猫なりに気遣ってくれている様子も見受けられます。
マロコは特にそうで、なかなか私の胸より上に来ません。メロが突撃してきている時は
遠慮して遠くから様子見しています。
なので「マロコもおいでー」と言うと、おずおすど私の近くに来ます。
そこでゆっくり撫でて「もっと甘えてくれると嬉しいなー」と伝えると
やっと全身の力が抜けて私の首元まできて小さくゴロゴロ鳴いてくれます。
あとマロコの特徴でごはんを食べたあとは、お礼の様子でいつも私の元にきて
体でスリスリして「ごちそうさまでした」をしてくれます。律儀な子です。
猫は恩を忘れません。自由に我が家を行き来してた時のグルは必ず
私の仕事の行ってらっしゃいと、おかえりを玄関でしてくれました。
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今は居間に隔離ですが、道路の見えるサッシ窓から、おかえりーと待ってくれています。
最近しみじみ思います。帰宅して猫がよりそってくれて、寝る時も添い寝。
もうモフモフ天国で幸せだな~猫ってこんなに懐くものだっけ?あ~最高!!!
本当猫達には色々と学ばされています。特にグルには猫でも家族愛ってあるんだなーと
しみじみ学ばせて貰いました。
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疲れは猫達が癒してくれるので、かかさんは仕事がんばるぞ!!
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