陰転はほぼ絶望と言われていた子でした。

最初の検査は去年の8月、突然の出来事に絶望に落とされ、そして我が家の戦いが始まりました。
本日、勇気を出してグルを連れて動物病院「褒められの館」に行きました。
もう持続感染は仕方ない、発症を遅らせる方法を教えて貰い、他に悪い所がないか調べて貰おうと。
これでもかと逆ギレするグルを連れて動物病院に到着。
グルは相変わらずチッチをチビって、それでも初めてキャリーから逃げて
私の腕に逃げ込んできたのでホールドしました。
そして再度のウィルス検査。
前回の検査は信用率が高いキットであり、ほぼ陽性で間違いないと言われていました。
成猫が陰転する率は母子感染の場合は奇跡しかありません。
ずっと攻撃せず私にしがみつくグルから血液をとって再検査…そして…
奇跡が起こりました!!!
陰転です!!本当に間違いなく陰転していました!!!
何度も何度も先生に「本当ですか?」と知らぬ間に流れた涙と共に聞きました。
先生は笑顔で「間違いないです、たった今の血液で調べた結果、間違いなく
グルちゃんはウィルスが消えています。だから他の家族猫ちゃんと一緒にしても大丈夫です」
もう涙しか出ません。出る言葉は「本当ですか?もう無理だと言われたのに」それだけです。
先生の説明は確定ではないが母子感染としか状況・飼育歴から判断できない事。
けれど本当に稀に成猫でも体格の良い子や免疫の高い子は除去できる子がいる。
それは奇跡という程ですが確実にいる中でのグルちゃんはその一匹です。
もう外で感染猫と関わらない限り感染する危険もないし、再検査も必要ない程に綺麗です。
全て家族さんの頑張りとグルちゃん本人も頑張りです、本当に良かったですね。
先生「今日から家族猫ちゃんと一緒でも大丈夫ですよ、きっと喜びますね」
もう泣く事しかできない私。
ウィルスが薄かった可能性が高く、またグルの体格と免疫向上の助けも作用した可能性もあり
本当にどうして陰転したのかわからないそうですが、それでもグルはキャリアでなくなりました。
車で待機していたグルと娘を連れて帰宅中も泣きながら運転している私…
チッチちびって私のスボンが臭いですが、そんなものどーでもいいです。
ともかく我が家へ!!はやく我が家へ!!安全運転をしつつも気は焦るばかり。
夢じゃないよね?本当だよね?まず応援してくれた人達に伝えないと、職場の皆にも伝えたい!!
奇跡が起こったよ、もう宝くじ当たらなくていい、本当に神様ありがとう。
これが他の猫達の救いになってくれれば良いのですが…
娘が突然言いました。
娘「トトが助けてくれたんだよ」
かも知れないね、墓参りの度にトトに私は
「おとーちゃん宜しくね」とお願いしてました。トト本当に有難う、あんたは自慢の娘だ本当に。
帰宅してグルはコタツにひきこもって、もう誰も信じないモードに入りました。
それでもご褒美に缶詰を出してグルを引っ張り出すと
グル「これで許されたと思うにゃよ…ウマウマ」
とガッついてました。

先生はサプリは続けてもいいとの事で続けるつもりでサプリ入りの缶詰。
彼はペロリと食べた後に
グル「ふんだ!!」
とコタツにひきこもり。
そして封印されていた居間の扉が開かれました。8月から久しぶりの扉です。
改めて皆さまにお礼を申し上げます。
グルは陰転しました。本当に稀な白血病キャリアの成猫からの陰転です。
他の猫ちゃん達にも色々あると思います。私はたとえ陽性のままでも、むしろそのままだと
思って覚悟を決めて愛し続けようと思っていました。
けれど奇跡は起こるのだとグルは証明してくれました。
応援して下さったグルに関わる皆さまに、本当に心からお礼申し上げます。
ちなみにたった今、マロコにシャーされて凹んでコタツに逃げ込みました。
時間がかかるかもです、それでも以前のように仲良し家族に戻れたらなぁと
それが今、本当に心からの幸せです。
神様ありがとうごさいます。
最近のコメント