2ヶ月が経ちました。
依然として親子ネコの消息はつかめないままでした。
ほぼ庭のゴミ整理が終わった1週間ほど前、ネコおばあさん宅の門前に某住宅メーカー
の「売り地」のたて看板が立ち、簡単な工事用のゲートも出来立ち入ることが出来なく
なりました。
それから、程なく解体工事のための業者による清掃が始まり、庭には無造作に家電製品
やら寝具の他、ネコグッズが多数放り出せれていました。
そこには、かつてはおばあさんとネコ達のささやかではあってもきっと幸せな生活があった
ことを想像させるに難くない生活の痕跡がありました。
そして昨日、近所のスーパーでおばあさん宅の近所に住む居酒屋の女将さんと立ち話し
になり、おばあさん宅の解体工事のことを聞いてみたところ、業者が初日におばあさん宅
に立ち入った時にネコの亡骸があったことを伝え聞いたと言うではありませんか。
その亡骸があの親子ネコのものかどうかは今となっては確認する術もありません。
ただ、ただ、悲しみと悔しさで胸がいっぱいになってしまいました。
帰らぬ主を待ちながら息を引き取ったのか、それともおばあさんと一緒に逝ったのか
今はただ、虹の橋の向こうでおばあさんと親子ネコたちが何の苦しみも無く仲良く散歩
している姿を思い浮かべながら、心からおばあさんと親子ネコの冥福を祈りたいと思います。
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