先日の朝、出勤する少し前に、ブッコの姿が見えなくなり、家族で探したものの見付けられず。しかしどこかから脱走した形跡も無かったため、私はとりあえず出勤しました。
でも仕事をしながら考えるうち、やはり脱走したのではないかと思えてならなくなりました。風通しの為に台所の窓を少し開けていて、そこから脱走したのではないかと。
そこには障害物となるラックが置いてありさらにすだれもかけてあります。ですが猫がその気になったら、その程度の障害は簡単に乗り越えられたのかもしれない。
うちに来た当初は、逃げ出そうと脱出口を探していたブッコでしたが、今ではすっかり慣れ、外を見ていても無理矢理出ようという素振りが無かったため油断していたのではないかと。
10時に電話してみると、やはり脱走し、ご近所の畑で遊んでいるとのことでした。
私「ちゅーるで寄ってこない?」
母 「だめ、近寄ると逃げていく。」
ちゅーるを皿に盛り、マタタビの粉をその辺に撒いて様子を見てくれるよう頼んで電話を切りました。
お昼にもう一度電話をすると、ブッコは自分から戻って来たとのこと、本当に安心しました。元は外を自由に歩いていた猫だったので、外に出たからといって怯えたりパニックになったり、ということがなかったのがよかったのかもしれません。
しかし話はこれで終わりませんでした。
その日の夕方、ちょっと人の注意がそれた隙に再びブッコは外に出てしまいました。脱出口はやはり台所の窓。
外に出たブッコに名前を呼びながら近づくと逃げていってしまいます。
いつもなら逃げたりしないのに、やはり外に慣れているといっても家の中と外では精神状態が違うのでしょうか。
マタタビを撒いてみたら、寄ってきてゴロンゴロンし始めましたが、酔っぱらいながらもなにかこちらを警戒しているようでなかなか近づけません。
自分の手や体にもマタタビをふりかけ、そーっとそーっと近づいていき、ちょっとずつ頭や首元をなでなでしながら、なんとか抱き上げ家の中に。
外でゴロンゴロンした為、ブッコの白い毛が汚れてしまいましたが、無事に家の中に戻すことができたので、そんなことは些細なことです。
今回のことでひとつ痛感したのは、ブッコに対する私と父との温度差です。
父は、ちゃんと戻ってくるのだから少しくらい外に出たっていいじゃないか、と言います。私も田舎で生まれ育っていますから、その気持ちもわかります。本音を言えば私も室内飼いなどせず、自由に外を歩き回れるようにしたい。
しかし現在の環境では、田舎といえどもそれができないのもわかっています。
それにブッコはダブルキャリア。外に出すことで他の猫と接触し、それがきっかけで発症したら、また、他の健康な猫に感染させてしまったら、と思うと、外には出せません。
父は今回ブッコが脱走した台所の窓に枠を作り網を張ってくれました。
室内飼いや脱走対策について理解し、協力もしてくれますが、どこか切迫感に違いがあると思わざるを得ません。
ま、ブッコさんがもう外に出なければ問題は無いのですが。
ブッコさん、後はお外に出たら駄目だよ。


最近、へそ天で眠ることが多くなりました。
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