やせっぽちで、耳も汚れ、左眼も涙目で、口内炎を患っており、言葉は悪いけど、薄汚れた顔をしていました。
そんなぎんちゃんは我が家でのびのびと過ごし、すっかり綺麗なレディーになったと自負しています。
そして今日は家族記念日
誕生日も本当のところ分からない、ぎんちゃんとの絆を1年、また1年と紡ぐことのできる記念の日です。
ぎんちゃん、家族になってくれてありがとう。
いつも感謝している。
ぎんちゃんが幸せに過ごすことが、我が家族の願いだよ。

そんなぎんちゃんに妹ができそうです。
種子島から連れてきたしーちゃんです。
しーちゃんも種子島で波瀾万丈のニャン生を歩んで来た子です。
生きることの尊さ、そして、儚さを教えてくれた大切な子です。

ぎんちゃんとしーちゃんの初対面は、しーちゃんを連れて帰った翌日です。
8月12日
しーちゃんをケージに入れて、ケージ越しの顔合わせでした。
互いに固まったような空気が流れていました。
自分がせっかちなもので、ぎんちゃんを抱き上げて、しーちゃんの顔に近付けたところ、ぎんちゃんのシャァーが炸裂してしまいました。
ぎんちゃんは、滅多に鳴かない子で、家族でさえ、ぎんちゃんの鳴き声を聞くことは希です。
ぎんちゃんの鳴き声を聞くことは、流れ星に遭遇するようなものだと思います。
もちろん、そんなぎんちゃんだからこそ、シャァーは衝撃的でした。
ぎんちゃんだって、普通の猫なんです。
理想を押し付けて偶像化することはできません。
先住優先は大事ですが、露骨にしーちゃんを無視してぎんちゃんだけを優先することもできず、夜眠るときは、和室でしーちゃんと一緒に寝ました。
ちなみにこの日は、ぎんちゃんとしーちゃんにシャンプーをしました。
どちらも、鳴かない、暴れないの良い子でした‼

8月13日
性急すぎるのもいけないと思い、しばらく和室にしーちゃんを隔離しました。
でも、根本的な解決には繋がらないし、何よりぎんちゃんとしーちゃんの距離を縮めていくためには、少しでもお互いの存在を意識する時間を設ける必要があるはずなんです。
明日に繋がることを期待します。
夜は、また、しーちゃんと一緒に和室です。
8月14日
朝から、しーちゃんが元気です。
狭いとは言え、ケージに比べたら和室はのびのびとできるはずです。
一緒にいることも、しーちゃんに安心感を与えたのかもしれません。
ただ、この日はお盆につき実家に行かなければなりません。
ぎんちゃんとしーちゃん、共にお留守番です。
しーちゃんは和室に隔離です。
夜、帰宅
この日は、お互いの距離を縮めると言う訳にはいきませんでした。
ちなみに、夜は長男Yくんがしーちゃんと和室です。
8月15日
実は、この日は帰省に合わせて人間ドックを入れていました。
Mさんと早朝から福岡市のH病院に行きました。
昨年度もやりましたが、肺活量の検査、今年もです。技師の方のテンションは低めの人でした。
良かったような、残念なような……
午後1時過ぎに帰宅
ついに、しーちゃんを和室から解放しました。
しーちゃんもドキドキの我が家探検です。
ぎんちゃんもいる中での探検です。
距離が縮まれば、と言う思いでした。
リビング、パントリーと興味津々で確認して回るしーちゃん
その背後を付けて睨むように見るぎんちゃん
ぎんちゃんの緊張が自分にも伝わります。
しーちゃんもぎんちゃんに気付いたようです。
お互いに見つめ会います。
…………
緊張です。
でも、先に引いたのはぎんちゃんでした。
ちょっと後退りです。
しーちゃんは落ち着いた様子で2階に上がります。
ぎんちゃんは、やはり後をつけます。
自分らの寝室を散策するしーちゃん
それをじっと背後から睨むぎんちゃん
ぎんちゃんがロフトに上がります。
今度はしーちゃんがロフトに上がろうとした瞬間、ぎんちゃんが上からシャァー、しーちゃんまで、それに呼応してシャァー
トホホです……
でも、希望はあります。
お互いに手を出すわけでもなく、体を大きくして威嚇し合う訳でもない。
優しい性格なんです。
どちらも‼
8月16日
今日は、人間ドックのために行けなかった義母の墓参りです。
今日もまた、ぎんちゃんとしーちゃんはお留守番です。
しーちゃんはケージです。
ゆっくりとゆっくりとお互いを認め合って欲しいです。

そして、今日はぎんちゃんの家族記念日です。
このまま、しーちゃんを家族に迎えることになれば、一括りにしーちゃんの家族記念日にもなるかもしれません。
終戦記念日の翌日
戦後日本が新しい歩みを始めた日
ぎんちゃんとしーちゃんも新たなスタートをして欲しいと思います。
お姉さんと妹として
だからと言う訳ではありませんが、ぎんちゃんでは断念した首輪をしーちゃんのために買いました。
しーちゃんには似合います。

以上、ぎんちゃんとしーちゃんの物語はこれからも続きます。
お互いを認め合うまで
家族になるまで
中途半端で申し訳ありません。
お付き合い、ありがとうございました‼
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