それが黒猫のミーだ。
ミーは、我が家の長老3匹の1匹で、おそらく我が家の猫の中で1番風流だ。
猫達はササミを湯がした物や、刺身が好きで、ごく稀に食べさせている。
ミーはいつも刺身を食べる時、他の猫とは違う彼のこだわりがある。
お皿に私が刺身を置く。
すると、まず、見る。しばらく目で楽しむ。
堪能してから、爪で刺身を引っ掛け、匂いを嗅ぐ。そして、またお皿に置く。
そして、また目で楽しむ。彼の中で満足がいったら、初めて食べる。
これを何度も繰り返すのだ。時間がかかる食事である。
先日、久しぶりにマグロを出した。
他の猫は喜び、すぐに食べたい!!と、はしゃいでいる。
ミーもお皿の前に座る。
また、いつものように一連の動作をする。
お皿に置く。まずは見る。爪で刺身を引っ掛け、匂いを嗅ぐ、お皿に置く。
↓
↓
消える
次のマグロを置く。見る。刺身を引っ掛け、匂いを嗅ぐ、皿に置く。
↓
↓
消える
この繰り返しが続く。
おかしい。無くなるマグロ。
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いつも、ミーの横には、同じ猫が座っている。天真爛漫なしまじろうだ。
後ろ足だけで座り、前足2本はフリー。
ミーは刺身をお皿に置いた後、少し考える時間がある。その隙にマグロは消える。
そう、横から手が伸び爪ですくわれ、マグロはしまじろうの口の中へ。
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私の中では、ここまでが一連の動きなのだ。
もちろん、ミーには別にマグロは出してます。しまじろうがいない隙に。
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