昔の話　　〜猫話ではないです〜

2017年11月2日(木) 234 / 24

私は、小さいときに祖母の家で育てられました。

年少ぐらいまでは、自宅で生活せず祖母の家にいました。
自宅へ戻っても世話をしてくれるのは祖母でした。
ですので、食べ物の好みが子供らしくない物が好きでした。

例えば、煮魚、煮物など和食が多かったです。
かなり行儀が悪いのですが、煮魚の汁をご飯にかけた物や茶碗蒸しをご飯にかけた物が子供の頃から
やめられません。（外ではやりませんが）

そんな小さい時に、一度だけ祖母がロールキャベツを作ってくれたのを今でも覚えています。
本当のロールキャベツの味はわかりませんが、醤油味のロールキャベツでした。
多分、私がねだったのだと思います。
見よう見まねで作ってくれたのだと思いますが、たった一度のそのロールキャベツを私はなぜか忘れることはありませんでした。

美味しかったのかは覚えていないのですが、とても嬉しかった記憶があります。

最近、よく祖母のことを思い出すのは母親が祖母に似てきたからだと思います。
そして、私は母に似てきました。

私はいまでも母に言っていないことがあります。

それは、自営をしていたのでお客さんが近所だったりするのですが
同級生に「うちが買ってあげてるから生活できるんだよ。」と言う子がいたことです。
すごく些細なことですが、子供心に親が傷つくと思ったのです。

すごく昔の話ですが、きっといま知っても悲しいと思うので、これからも言うつもりはありません。
そういう小さな隠し事は多いですが、知らなくていいことだから言いません。

自分が大人になり社会にでて、お金を稼ぎ生活することは、子供のときに感じることのできなかった
苦労があったのだなぁと思います。
大人になって、大人がすべて大人ではないとも学びました。

とりあえず、人に迷惑をかけない大人になりたいと思います。

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