お兄ちゃんが2人いるけど、1人は絶対にぼくの嫌がることはしない。
お母さんから何か言われると、いつもブツブツ文句ばかり言っている。
でもぼくにはいつも優しい声で話しかけてくれる。
だから好き。

もう1人のお兄ちゃんは、いつも遊んでくれる。
遊ぶのがとっても豪快で上手。
ぼくが飽きないよう色々な遊び方をしてくれる。
家中を使って楽しませてくれる。
だから好き。

この家にはお姉ちゃんもいる。
正確に言えば、ぼくより年下だけど、一応お姉ちゃんとしておく。
この人もちょっと苦手。
ぼく、高い声の人が苦手なんだ。
ぼくの嫌いな抱っこをしようとするから苦手。
でもブラッシングやご飯をくれるから少し好き。

ぼくは、この家のお父さんが苦手。
体が大きくて足音だけでも、すぐ分かる。
毎日ぼくに『おはよう、ムック~』
あいさつもしてくれる。
たまに遊んでもくれる。
ご飯も1粒づつ手からくれたりもする。
ぼくが居ないと心配する。
でもどうしても苦手で逃げたくなる。

ぼくは人間を知らずに育った。
怖くて怖くて、シャーっと言ったり噛みついたりした。
でも最近、人間というものは、悪いものではないと思ってきた。

でも、まだ油断はできない。
ぼくは警戒心がとても強いんだ。
でもそれは、ぼくのいいところ。
いつか気がむいたら、体の大きな人にも触らせてあげてもいいかな…
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