
お酒はあまり飲めるほうではなくて、普段アルコール類などまったく買わないのだけれど、クリスマスで財布のひもがゆるくなっていたのと、ラベルでにゃあと鳴く黒猫に惹かれて、ドイツのツェラー・シュワルツ・カッツのスパークリングワインを買ってしまった。
お酒と無縁な人間であるからよく知らなかったけれど、ラベルによると、シュワルツカッツとはドイツ語で黒猫のことで、「黒猫の座った樽が最も出来が良い」というドイツのユニークな言い伝えですでにおなじみであるらしい。
その黒猫ちゃんのワインとはいかなるものかと、ローストチキンと一緒に飲んだのだけれど、勝手に炭酸のジュースみたいなものだと想像していたのがそうでもなくて、私のような飲めない人間にはあまり値打ちがなかった。
しかしラベルはとても気に入っている。足がすっと伸びた黒猫もかわいいし、左側に描かれた色づいた葡萄の葉っぱと金のつると実もきれいである。
調べてみると、シュワルツカッツにはいくつか種類があって、それぞれにしゃれた猫のラベルがついているようである。中身はさっぱり飲めないけれど、瓶だけ眺めて楽しみたい。
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