大きな問題が1つ。
私には友達が限りなく少ないのです。( ꒪⌓꒪)
親友が2人。以上。
その親友もお互いがお互いに親友なので物凄い狭い輪でしかないのです。
職場の人も大して仲良くないし、当時動物病院やペットショップなどに里親募集の広告を出せるなど知らなかったのです。
そしてこれと言って何もアクションを起こさずダラダラとシバを飼っていたのですが、ついにその日が来たのです。
仕事から帰ると、父が少し背の高い座椅子に座りながらいつものようにテレビを見ていたのです。
肘掛けと体の間にシバを抱えながら。
実はシバが来てから数日後、私が仕事に行っている間にこうして交友関係を築いていたみたいなのです。
「お前がいなくなると、猫が呼んでもいないのにここに来て寝るんだよ」と。
そしてそれ以降
「シバのエサがもうなくなる」「シバがずっと寝てて起きない」「コイツが布団に入ってくるから昼寝もできない」
など、どうでもいい事をいちいち電話やメールで報告してきたり、挙句の果てに
「猫も飼ってみるとかわいいなぁ~」
と、すっかりシバの虜に……
こうして里親探しはあっさりと幕を閉じ、シバは我が家の1員となったのです。
本格的に猫を飼うにいたって、猫の気持ちを購読。
手のひらサイズだったシバもあっという間に大きくなり、何となく飼った猫と13年も一緒にいる事になるなんて思いもしませんでした。
私の母は私が9歳の時に他界しているので、シバと一緒にいる時間の方が長いし、父は6年前に酒の飲み過ぎでおっちんでしまいました。
姉も結婚して、私に甥っ子が2人もできて、私自身も今年の8月に結婚をしました。
シバは言ってみれば私の人生の見届け人、悲しい時も楽しい時も辛い時もいつもどんな時も隣にはシバがいました。
こんなただ餌食ってうんこするだけの毛玉が、私の人生の大半を占領するなんて……。
これが本当の運命の出会いというものに違いありません。
皆さんも今一緒にいる猫達もきっとそうでしょう。
シバ、私の所に来てくれてありがとう!!
(私がさらったのだが……)
これからもずっとずっと一緒にいようね!!
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じゃあ、まずご飯だ。
〜完〜
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