
知人の家の猫が、一昨日に亡くなった。
まだ3歳にも満たない若いジョシ猫。
直前まで家人と遊んでいて、突然死だったよう。
昨晩、彼女の火葬に立ち会った。
まるで眠ったまんまの綺麗な遺体。
いつの間にか立派な体躯になったものだ。
彼女との出会いは、まだ生後半年頃。
私が管理しているシェアハウスの二階に、
家人が住んでいた頃だ。
その家の隣に事務所があって、そこに出勤するたび、
二階の窓から彼女が私を覗き込み、
私はいつも手を振っていた。
涙に暮れる家人をそばに、
私はぼんやり月を眺めていた。
浮かぶ上限の月は、水晶の船のよう。
彼女を乗せて、虹の向こうへ旅立つのかも、と。
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