オカンちゃん〜〜主人が泣いた日〜〜②

2018年2月28日(水)

オカンちゃん

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オカンちゃんと息子はずっと我が家の外で暮らしていました。

次に私たちが気になっているのは、オカンちゃんの避妊です。
手術しなければ、また子猫が産まれてしまいます。
しかし、オカンちゃんは慣れてきたとはいっても一定の距離感がある外猫です。
当時の私たちには捕獲器などの知識はなくただキャリーにいれて捕まえるしか方法を知りませんでした。

とりあえず息子も大きくなってきたので、息子を去勢しよう！
息子の方がより人馴れしていました。
私たちはオカンちゃんの息子チーくんを先に捕まえました。チーくんはすごくおっとりした子でした。

しかし、肝心なオカンちゃんがやはり捕まりません・・・・
そうこうしてる間にオカンちゃんは子猫を産んでしまいました。
うちでは産まず、よそで産んで連れてきました。
黒猫の娘でした。不思議と毎回子猫は一匹。
そして親子3匹で我が家の庭で暮らしはじめました。

私と主人はオカンちゃんが暮らしはじめて一年ぐらい経っていたので、なんとか家の中で生活できないか？考えていました。
そこで、ご飯を家の中で食べさせることから始め、家の中にも猫たちはいましたが家の中の子とも喧嘩せずにできました。
しかし、3匹ともご飯はたべるものの家の中だけでは暮らせませんでした。

オカンちゃんは母猫らしく子供たちに狩りの練習もさせていました。
ネズミや鳥など捕まえて来ては、子供たちに練習させていました。
オカンちゃんが獲物をくわえて帰ってくると鳴き声が違うので私は毎回ひぇ〜〜と言っていました。
一番大きい獲物は鳩でした(>_<)

そんなオカンちゃん親子との生活が当たり前になるほど、親子はずっとウチに居てくれました。
しかし、長い月日の間には色々なことがありました。オカンちゃんの避妊手術もできましたが、何年か経った頃には、息子のチーくんが来なくなり、また娘の小春も帰って来なくなりました。
ただ、オカンちゃんだけが残りました。

オカンちゃんは、時間をかなりかけて家の中だけで暮らしてくれるようになりました。
オカンちゃんをどうしても家猫にしたい出来事もありました。
オカンちゃんが急に居なくなったのです。
毎日毎日帰りを待ちましたが帰ってきません。もしかしたら、どこかで亡くなったのだろうか・・・
探してもオカンちゃんは見つかりません。

諦めかけた2週間後、オカンちゃんは帰ってきました。
庭にかなりのケガをした状態で帰ってきました。
何箇所も噛まれた傷、顔の頬は腫れて膿が溜まっていました。
私たちはオカンちゃんをすぐに病院へ連れて行きました。
外傷は酷いものの命に別状はなく、猫同士のケンカだろうと先生に言われました。

私たちは、もうこんな思いはしたくない！と思い、オカンちゃんには申し訳ないけれど室内飼いにしたのでした。

続きます。

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