ただ、曲は勝手に出来ていたので曲だけを書きためていました。
何か心を打つような事があるとワンフレーズだけメロディーが頭の中に流れる才能があります。
白ネコさんの遺体を回収された夜、彼の血で部分的に黒くなってるアスファルトにワンワン泣きながら、ゴメンよ…本当にゴメン…って泣いてる時にメロディーが頭によぎりました。
なんでこんな時に、この能力が…クソ!クソ!!って思いました。
…そうだ…このメロディーを形にして、君は名もない野良猫で終わった訳じゃなく、いろんな人が知っている最高のネコだった事を証明してやる!って思い立ったのがキッカケです。
自分は昔、瞬間的にメジャーデビューって言うのを経験しています。
その時は、やる気がなかったと言いますか、メジャーデビューが決まった瞬間に一気に冷めたと言いますか、結婚していたので何度も大阪-東京間を行き来するのに嫌気がさしていました。
現実的な問題として、お金と時間。この2つです。
ちょっとした事で打ち合わせに呼ばれたりするのですが、仕事も普通にしてたのでいきなり呼ばれて、はいはいと行ける場所でもないし、それなりにお金も使います。
契約書を交わしてから、オーディションに出した曲ではなく、もっとこういうテンポのサビを何度も繰り返すような覚えやすい曲を作って欲しいと注文がありました。
で、作詞作曲するのですが何度か調整が入り、編曲家の編曲を聴いてビックリ!
凄い行きたくない方向のポップスに仕上がっている…コレにヘソを曲げた僕は、編曲を変更しないともう曲は出さないと言い出して、2年間放ったらかしにしました。
で、1枚出す契約だったので、契約が切れる直前に、編曲家を変更して無理矢理1枚出す。
最悪な仕上がりで、レコード会社も小さかったですし、揉めたので宣伝とか一切なし。本人もやる気なし。会社も売る気なし。
契約を完了させる為に出した1枚。
元の曲は良いので、復活した暁にはアレンジを変更して新たに出しますがね(´・ω・`。
今は時代は変わって、プロ並みのアレンジを自分でもできるし、請け負ってくれるアマチュアもいるし、流通も配信が主流になっているので、才能さえあればメジャーじゃなくても十分のし上がれる。
必ずなんとかしてみせます。

他にもいろんなおもちゃで遊んであげたかったなぁ…
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