ぱんちゃんを保護してすぐに病院に行き血液検査、全身状態を診て頂いた時に先生がおっしゃいました。
「でも初期の妊娠は私たちにも分からないから… 1歳くらいなので発情してたらまた連れて来て下さいね」

日曜日、日記を上げた日にぱんちゃんと遊んでいたらお腹に赤いプツプツが。
ぱんちゃんを抱っこしてよく見てみるとそれは膨らんだオッパイでした。
お腹を触ると少し張りもあります。
「赤ちゃんがいる」
1歳になるメスの外猫さんがこの時期に妊娠していないなんて言う奇跡はありませんでした。
月曜日の朝一で病院に行きエコーの検査をしました。
いつも良くお世話をしてくれる三男と一緒にエコー室に入りモニターを見ました。
正確には私は見る事が出来ませんでしたが後で息子に聞くと「4匹はいたと思う」と。
赤ちゃんがいると分かった時からかわいそうだけど産ませてあげると言う選択肢は無かったのでそれを伝えると先生は凄く安心した様で「必要以上に罪悪感を持たれる方もいらっしゃるので」とおっしゃいました。
「今日は手術が入っているので明日行います。今晩10時からは絶食、9時に連れて来て下さい」
家に帰って安心して寝ているぱんちゃんの寝顔を見ながらぱんちゃんに謝りました。
「ぱんちゃんごめんね…」
私の声に気付いたぱんちゃんが体を起こしてスリスリしながら喉を鳴らし甘えて来ます。
ぱんちゃんは最初から人懐っこい子でした。
寝ている時でも名前を呼ぶと必ず返事をして甘えて来ます。
それはぱんちゃんがお外で生きて行く為に身に付けたスキルだったのかもしれません。
パン屋さんに来たお客さんに
「ネェ、ワタシヲミテ」
「ワタシ トッテモ オナカガスイテルノ」
「ナニカ タベルモノヲ クダサイナ」
「パンヲ スコシダケ ワケテクダサイナ」
そう言って必死に鳴いていたんだと思います。
だからぱんちゃんの声は掠れてカサカサです。
本来ならピンク色の肉球も汚れてガサガサでひび割れています。
赤ちゃんを産ませてあげる事は出来ないけどこれからはずっと美味しいゴハンとキレイなトイレとフカフカのベッドといっぱいの愛情を注ぐからぱんちゃんは好きにすれば良いんだよ。
呼んでも気分が乗らなかったら返事なんてしなくていいし、人間の顔色を伺ったりしなくていい。
私はぱんちゃんの召使いにも下僕にもお母さんにもなるから。
そう伝えたら私はやっと泣く事が出来ました。
そして召使いはカラー嫌いのぱんちゃんの為に術後服を作りました。

いい感じにくたびれたパジャマ(元トレーナー)をチョキチョキ♪
なかなかいい感じ
だけど手術が終わって帰って来たぱんちゃんが着てたのは病院からの借り物でした。
お股のところがしっくりいかずぱんちゃんが後ろ歩きを始めたらしい…

既製品に勝るものナシ(泣)

「ねぇ、何着てるの?」
「雛子さんちょっとウザいです」
長くなったので割愛させて頂きましたが火曜日、ぱんちゃんの手術は無事終わりました。
赤ちゃんも居たので点滴をしながらの手術でキズも出血も多くなるだろうと言われてましたが当日から食欲旺盛で私たちを驚かせてくれました。

第2弾 横顔祭り参加中
前回の日記にたくさんのぺったんとコメントをありがとうございました。
重い日記を最後まで読んで下さってありがとうございました。
これからは雛子ちゃん、ぱんちゃんのお気楽で親ばかな日記を書いてみたいと思ってますのでどうかよろしくお願いします♡
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