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保健所に連れて行かれる前にどんな生活をしていたかはわからないけれど、自由に外を歩いていたのは確実。
こういう姿を見ると、外に行きたいんだろうな、と思う。
本当はわたしも外に出してあげたい。
猫の身体能力を考えると、どんなに工夫しても家の中だけでは物足りないのでは、と思ってしまう。草の上をゴロンゴロンしたり、木に登ったり、自由にそういうことをさせてあげたいな、と。
田舎だから大丈夫と思いたいけれど、田舎なればこその車社会。家のすぐ周りは狭い道であまり車も通らないが、少し先に行くとそこそこの交通量がある道路に出る。
すぐ近くには畑もある。ガーデニングに凝っているお宅はないけれど、鉢植えやプランターはたいてい置いてある。それにイタズラしてしまったら?
実際、十数年前、野良猫に餌付けして飼い猫にしたお宅があり、そこの猫がゴミ箱を漁ったり、他の家に入り込んで仏壇のお供えを盗んだり、ということをしてトラブルになったことがある。
それを思い出せば、やはり外には出せない。
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話は変わるが、確かフロリダだったと思うが、住宅地の水路に海からマナティがやってくる所がある。どこの国かは忘れたが、やはり住宅地に野生のペンギンがやってくる所がある。巣と餌場の往復に通っているのだと思う。住民たちはそれを普通に受け入れている。
どちらの話もうろ覚えで詳しく書けないのが残念だけど、海外のこういう例を見聞きすると、日本は他の動物との共存という視点が抜けたまま社会が発展してしまったのだと感じる。国土が狭く山岳地帯が占める割合が多くて、人が住むのに適した平地が少ない、という特徴があるので仕方のないこととは思うが、今後はもう少し他の動物に寛容な社会になっていくように願う。
結局のところ、共存という視点が抜けたことが野良猫を含め野生動物との軋轢を生んでいる大元ではないかと思うから。
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