
台所で鍋の火加減をみながら座っていると、
突然ポンっと膝の上に乗ってきて、にゃわわわ言う。
そんな姐さんは、窓際に置いてあるちゅ~るが欲しくて堪らないのだ。
鍋が煮えるには、まだ時間があるなぁ…なんて頭の中で計算して、
さてどうしたものかと思案。
姐さんは少し細い目で、私をみつめる。
生きてると色んなことがあるもんだ。
20代の頃の生き苦しさと、何だか悟ったような思考の癖で、
引き際がアッサリしている今の私。
それを彼女たちが食い止めてくれている。
神様が、何かのご褒美に、素敵な狸を遣わしてくれた。
いや間違い、猫だった(笑:漢字も似てる)
何でもない一日を、笑顔の一日に変えてくれる。
嘆かわしい一日を、楽しい思い出に変えてくれる。
生きてると、色んなことがあるもんだ。
君は私に希望を。
私は君にちゅ~るをあげよう(笑)
鍋が煮えるまでの間に。
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