最初はペットショップに行ったそうです。
私なら里親募集をみるのですが、彼女は動物を飼った経験もなく
まずはペットショップ、そこで値段にビックリします。
けれど家族が飼いたいとの事でスマホで必死で検索した結果
スコティッシュの安かった子をブリーダーから買ったそうです。
まず、このペットを買うという意識。
何もかもしらないからこそ、ペット専門店へ行く。なるほど、知らなければそうかもなと。
こちらの田舎でよく里親募集ポスターが貼っているのは動物病院。
つまり動物を既に飼育している人が見る事が多いです。
里親募集はペットを飼った人がよくいるネコジルシや別サイトならあります。
けれど飼った事がなければ?彼女にはそんなサイトがあるという知識すらありませんでした。
そして私がそれを伝えると
「素人から貰うのに後から問題になったり病気になっている子だと自信がない」
よく病気の子でも引き取ってあげて、という心情は理解できますが
飼った事のない素人では私は双方ともに不幸だと思います。
そして安かったというスコティシュのスコちゃん。耳たれてません。だから安かった?
オーナーが「ブリーダーの子は病気がちの子が多いよ」
で不安になった彼女。けれど私は
「良い餌と猫保険、あとワクチンをちゃんとしてあげれば大丈夫」
とアドバイスしました。
なんせ本当に猫初心者。尻尾ふって喜んでる?ヒゲはピクピクしてるのはなぜ?
爪を自分で切りたくてどうすれば…とか、なるほど。
勉強不足と責めるのは簡単だけど、視点がまず既に猫飼いと彼女では違う。
私は聞いてみました。
「病気になりやすいからと可愛くなくなった?」
彼女の返事はこうでした。
「もう家の家族になっちゃってるから、なら頑張るしかないわね」
と。良かった。そして雑誌「ねこのきもち」で必死に勉強して
猫グッズ揃えまくったそうです。
私はここで考えさせられました。
このサイトで色んな猫知識を学び、そして勉強させて貰っています。
けれど全員がそうではないという事。
大事な事は猫への愛情と、少しずつの努力。彼女は今頑張っています。
ここに書いたらきっと怒られる
「猫にお金もうあまり使いたくないのよー」
って意見も、きっとベテランからなら
「猫はお金がかかるもの!!責任持ちなさい」
という意見がでるかもですが、彼女には
「病気になったらもっといるし、揃えるの最初だけだよ」
で、安物のキャットフードから栄養あるペットフードに変更となりました。
やってみなきゃわかんないもんなーってのが私の意見。あくまで私の感じた事。
なぜ、こんな記事をふと書いたのか?
猫友の方の日記で「子猫の失敗作?」という文字を見て心が打たれたから。
なら、このスコちゃんも失敗作だったでしょう。うちの元野良雑種なんて無価値です。
でも子猫ちゃん達、生まれた猫達には本当に何の罪もなく、価値は人がつけたもの。
海外のペットショップで野良の保護猫をケースで売るという実験があったそうです。
私はそういう試みとしての生体販売は賛成です。
お金を出す方が大事にする人はいます。そこにプロが介入してペット保険や
ワクチン知識も伝えるそうです。
けれど日本のようなブリーダーの血統を重んじる為の繁殖販売は反対です。
実際に店頭に血統書つきの子と雑種の子を同じようにケースで販売しても
売り上げは海外では変わらなかったそうです。
北欧ではペットの登録と共に保険が当たり前になっています。
本来は命を預かるなら、ここまでしないといけないと思います。
法律の整備どころか、まだ仕組みすらスタート地点の日本です。
俺の価値は俺が決める君。
こんな売れもしない雑種君の命が我が家では息子として、大変重いものであります!!
そして避妊・去勢の大事さ、家庭内繁殖にて生まれたメロを見て大事さを考えます。
君の運命は本当に紙一重だったねと、申し訳なかったと愛でるばかり。
命の価値?失敗作?この子達は血統書の成功作の子達と何が違うのか?
私にはわからないです。理解したいとも思いません。
だってもともとブランドは名前で売る物だと思って興味ありませんから。
チラリとこの前に悪質ブリーダーを行政でなんとかしようみたいな案が出ましたが
結局はすぐに消えてしまいました。
色々と考えさせられましたが私にできる事はささやかで少ない寄付をしていく程度です。
ぺったん したユーザ
ぺったん
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