また
毛穴から汗がふき出す1日となった...
勘弁してよ...紫外線...
コイン坊っちゃまの
召使いでございます
売れ残り物件にて
どうしても落ちなかった汚れを
掃除しに...
いつも散歩している
足の悪い旦那さんを連れた奥様が
声をかけてくださった...
「もしかして売れたの?
まぁ...おめでとう」と...
「おかげさまで」...といった
なんてことない挨拶を交わし
老夫婦はゆっくり歩いて行った...
掃除を終え...片付けて
さぁ...会社へ戻ろうとしていた時...
先ほどの奥様が慌てた様子で
走ってきた...
「ごめんね...お願いがあるんだけど...」
と...
...「?」
「主人が歩けなくなってしまった」...
と言う...
50メートルほど先を
目を凝らして見ると
旦那さんが杖をつきながら
電柱に掴まり
呆然としていて足が動かないでいた...
奥様は
「タクシー代としてお支払いしますから
家が近くなので
車に乗せてっていただけないか...」
...と言う...
それは大変だと思い...
お金など考えなくていいから
今すぐ車を出します...と告げ
荷物だらけの後部座席を
速攻で片付け
やっとこ旦那さんを車に座らせ
奥様も乗せ
ご夫婦の自宅へ...
奥様は申し訳なさそうに
何か御礼を...と
アタフタしていたが
そんなことはイイから
早く家に入って
旦那さんとゆっくり休んでくれ
といった感じで
私はその場を立ち去った...
旦那さんは
恐らく脳梗塞の後遺症なのだろう...
びっこを引きながら
ゆっくりしか歩けず
言葉もちゃんと話せないようだった...
この暑さの中
いくらリハビリの散歩とはいえ
無理が祟ったのだろう...
...と同時に
またヒデキのことが
頭に浮かんだ...
誰しも...死ぬ時は「ひとり」なのだと
言葉では聞く...
しかし...
そばで誰かが
手を取ってくれる状況というのは...
きっと当事者にとっては
「ひとりで死ぬ」という
感覚はないのだろう...
自分で決めた生き方とは言え...
私もいつか
「ひとり」を寂しく感じる時が
来るのだろう...
でも...1つだけ言えることは
坊っちゃまよりも
優先すべき人間なんぞ
存在しないということ...
私は...
おかしいのだろうか...
人間というイキモノを...
「性悪説」として考える思想であっても...
きちんと
人間に温かみや優しさも
理解しているし...
自分でも持ち合わせてるつもりだ...
いずれにせよ...
今日もまた...
遠い目をしながら仕事をこなした...
ケージの中にいても
じゃれて噛もうとする坊っちゃま...の図

やたらと毛がフワフワしている
ターキーアンヨ...
おまけのミニボンボリン...

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