自分も猫たちも自分のそばにいるのに、まったく違う部屋で物音がしたり、明らかに気配がする。
皆さんは経験ありませんか?
今日は、岡山県在住のA子さんの身に起きた、そんな不思議なお話です。
「ふぅ、今日も暑いな…」
A子さんは、梅雨の中休みのとある日、いつものように、朝5時半に外猫さんのごはんを用意した後、一日の準備に取り掛かりました。
洗濯物を干し、身支度をして、庭の植物に水をあげます。
飼い猫のTさんとMくんは、それぞれのお部屋でまったり過ごしています。
玄関を開けて、外の空気を入れます。
掃除を終わらせ、Tさんの待つ二階の部屋で一休み。
Tさんはベッドの上からそんなA子さんの様子を見ています。
しばらくすると、屋根裏部屋から何かごそごそと音が…
Mくん?
いいえ。
二階に上がる前、Mくんが一階のお部屋で爆睡中なのを確認済み。
Mくんのわけがありません。
TさんはA子さんの後ろのベッド。
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「何の音?気のせい…?」
しばらくすると、また何かが屋根裏部屋を移動する音が…
それに何かガサガサいってる…
もう気のせいじゃない。
A子さんは恐怖を押し殺して屋根裏部屋に向かいます。
恐る恐る屋根裏部屋に続く階段を登り、懐中電灯で中を照らします。
すると、ものすごい速さで、屋根裏部屋から出てきた黒い影がA子さんの横をすり抜けて行ったのです!
突然のことに、黒い影の正体を確かめることも出来ず、階段の途中に立ちすくむA子さん。
何はともあれ、これで恐怖は去った。
A子さんはホッと胸をなでおろしたのです。
ですが、それだけでは終わらなかったのです。
この後、さらに恐ろしい出来事が、A子さんを襲うことになるとは、その時A子さんは考えもしなかったのです。
その日の夜12時過ぎです。
A子さんは玄関の戸締りを確認して、振り向いたその瞬間、A子さんの目に移ったのは、思いがけないものだったのです。
それは素早く家の中の床下に消えて行く白い影。
「何?今のは…?目の錯覚?」
A子さんはそう思いながらも、震える手で白い影が消えて行った床下の前に、フードの入ったお皿を置き、二階の部屋に戻りました。
その日は夜中3時過ぎまで仕事をして、クタクタになって眠りについたA子さん。
先刻見た白い影のことはすっかり忘れていました。
そして朝4時半頃。
一緒に寝ていたTさんが突然起き上がり、ベッドから出て行きました。
そしてそのまま階段を降りて行く気配がします。
疲れていたA子さんは、気にはなったものの、後1時間眠ろうと、そのままTさんを追うことはしませんでした。
どれくらい時間が経ったのか?
A子さんは妙な物音で目を覚ましました。
一階から聞こえてくるその音は
「ニャッニャッニャッ!」
「キャッキャッキャッ!」
「ミャッミャッミャッ!」
という、何とも奇妙な声。
それは明らかにTさんが何かに向かって発している声と、それに応える何者かの声。
慌てて飛び起き、声のする方へ走るA子さん。
そこには、うろたえてウロウロするTさんと、空になった餌皿、そして白い影の正体、外猫さんのがらしゃ。
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やっぱりね。
がらしゃだと思った。
昼間に玄関開けてる時に、うっかり入って、出られなくなったんだよね。
とにかくがらしゃを外に出さないと…
と悪戦苦闘するA子さん。
またしても床下に入ろうとするがらしゃ。
そこへなぜか
「女の子の声がする〜。どこ〜?(´・∀・`)」
と寝ぼけ眼で起きてきたMくん。
わぁ、最悪だぁ!
お前が出てくると、余計ややこしくなるんだってば。
大人しく寝てなさい!
まずはTさん、いやちまさんを二階に避難。
そしてMくん、いやむうたをお部屋に戻して、何とかがらしゃをお外に誘導。
なんでかな?
なんで、うち、集まるときは一斉に集まるのかな?
ちなみに、昼間屋根裏部屋から飛び出して来た黒い影はプリッツ。
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あの、住んでますか?
私の知らない間に、いつの間にか同居してます?
ちょっと困るんですけど…💧
そして怖いんですけど…💧
「ママ、ママ(*⁰▿⁰*)」
ん?
なに?むうた。
「がらしゃちゃんもプリッツちゃんもうちの子になったの?(´・∀・`)」
違うよ、むうた。
なりませんよ。
それに、うちの子になるなら、ちゃんと病院で診てもらわないと一緒には住めないんだよ。
「でも、がらしゃちゃんもプリッツちゃんも病院嫌いでしょ?むうも嫌い」
そうだね、むうた。
でも、お外の子は健康かどうか診てもらわないと一緒には住めないし、むうたも最初病院行ったでしょ?
「ん〜、そうだっけ?むう、よく覚えてないや( ̄∀ ̄)」
そうなの?
あんなに何回も行ったのに?
「ん〜。よくわかんないや。
むうね、がらしゃちゃんは、若々しい青葉のような魅力があって好きだな。
プリッツちゃんは、まだあどけない幼さを残してて、それはそれで好きだよ(*゚∀゚*)」
気持ち悪い言い方をするんじゃありません!
「ビスコちゃんは、大人の女性って感じで、熟しかけてる感じがなんとも…(*゚∀゚*)」
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だから、気持ち悪い言い方やめなさい!
「だって〜、女の子はみんなかわいいと思うから」
お友だち。
お友だちだから、むうた。
「ん〜。お友だちだけど…
でも、気になるんだよね、あんなに女の子がいると」
はぁ(;´Д`A
なんでむうたはそんなに女の子が好きなんだろうね?
「そこに女の子がいるからだよ!(*゚∀゚*)むうね、たくさんの女の子と仲良くしたいから(*゚∀゚*)」
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むうたが野良時代に頑張りすぎたせいで、ママ、孫どころかいつの間にか玄孫までできてたよ(;´Д`A
びっくりだよ(;´д`)
去勢して一年以上経つんだから、そろそろ落ち着いてね、むうた。
にしても、お外の子たちがおうちの中まで入ってくるのは困りもの。
今後の対策たてないと(⌒-⌒; )
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