以前に土地を仲介したお客様...
まぁ...とにかく
うるさいガキンチョ3人いるご家族...
なんだか知らんが...うちのお客様は
うるさいガキンチョ率
超高いんだよね...
そんなご家族の...
お隣に住む人から
クレームというか...相談の連絡があった...
クレーム内容については
具体的には書けないが
まぁ...とにかくモラルに欠ける
ガキンチョ共とその親...
そんなことを思わせる内容だった...
しかし...うちからしてみれば
土地を仲介しただけであって
「うるさいファミリー」は
うちのお客様であり
「お隣さん」は
お客様でも何でもない関係...
正直...内容からして
そのタグイのご近所トラブルなど
ご近所同士で解決すべきなのだ...
本当に深刻な問題であれば
金を払って弁護士に相談したり
行政を絡めていくしかない...
...とはいっても
うちはかなり親切な不動産屋なので
親身になって話は聞く...
問題点はいくつかある...
「うるさいファミリー」は
モラルに欠けるが、悪気がなく
単に大らかでガサツであるのに対し
「お隣さん」は
常に他人に気を使い
神経質で気難しい性格であること...
そして...「お隣さん」が直接
「うるさいファミリー」に
何も物申せないということ...
ママ友の絡みか何かで
色々言えないのだろう...
そして不動産会社である
うちが介入するとなると...
かなり上手な
話の切り込み方をしないと
「うるさいファミリー」が
「お隣さん」を敵視してしまうこと...
そうなると「お隣さん」も困り
もしかしたら「お隣さん」の奥さんが
家を出てしまうかもしれないこと...
「第3者が介入する」...ということは
それだけ大変な作業なのだ...
ひとまずは
担当者が「お隣さん」と口裏合わせをし
争いのないよう
「うるさいファミリー」宅へ
何も知らないふりをして
様子うかがいをしに訪問しに行く
くだりとなった...
ご近所トラブルは
たいていゴミ関係だったり、音だったり
そして
新築戸建に一番多いのは
「境界」のことなのだ...
それとなく...
訪問した際にちょっとした注意を
やんわりと促す...
そう...
人間関係を崩さぬままだ...
仲介業者としての役割というのは
「誰も悪人に仕立て上げない」
さらに簡単に言えば...
「悪者を作ってはいけない」
ということなのだ...
そりゃあ中には
ちょっと常識に欠ける人間もいるだろう...
救いようのない人間もいるさ...
しかしそれを
仲介業者が「お隣さん」と一緒になって
「あの家族は非常識な奴らだ」と
陰口だけ叩いても
何も解決はしない...
特に第3者というのは
誰かを悪者にするための
「宣伝カー」になっては
いけないわけだ...
納得のいかない考えを
相手にぶつける際...
そこに「優しさ」が
全く無かったら
恐らく相手は反論しかしてこないだろう...
どんなに正しいことであっても
所詮は
「物の言い方」
「相手の性格・雰囲気」
「この人には言われたくない」
「正しいとわかっていても
あんなふうに言われたら気に入らない」
...など
人間はめんどうなもので
そこで感情が渦巻いてしまうもの...
せっかくの正論も
言い方一つで
内容なんか
どうでもよくなってしまうものなのだ...
敵意丸出しで高飛車に
もの言いをされたら
誰だって嫌な気持ちになるだろう...
常識・非常識など
モラルに関する話し合いならば
むしろ常識があるとされる人間のほうが
非常識とされる人間の思考レベルまで
(上から目線なんかではなく...)
自ら心をすり減らしてでも
相手に合わせ、敷居を下げなければ
聞いてくれるわけもなければ
わかり合えるはずもない...
だからこそ
「うるさいファミリー」には
「言い聞かせる」
「注意する」
「説教する」ではなく
「どうやったら
自分の意見に耳を傾けてくれるか」が
課題であり...
本当はそれを
うちら仲介業者ではなく
「お隣さん」自身が考えて
実行しなければならないことなのだ...
「お隣さん」も
非常識な「うるさいファミリー」のことを
誰かに聞いてもらいたかっただろうし
それがうちだから良かった...
これが...ご近所同士で
そのような話になれば
必ず「宣伝カー」が発生し
「うるさいファミリー」が
過剰に悪人として作り上げられ
挙句の果ては意固地になって
ご近所の迷惑者として
孤立してしまうだろう...
そういうことだけは避けたい...
ちょっと難ありの
「うるさいファミリー」だが
それでも
うちのお客様だから...
またボクの出番がない...の図

すっかり使い回しばかりの
ミニボンボリン...

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