刺されたときの対処法。まず、皮膚に針が残っている場合は取り除き、次に毒を絞り出します。口で吸い取ると歯茎が出血している場合、そこから毒が入り危険です。ちなみに我々は吸引器を常備。千円以下でも買え 繰り返し使用可。蜂吸引器で検索できます。 あとは傷口を水で冷やし洗い流し、軟膏を塗れば処置完了です。
自分は毎年刺されて合計100回以上、スズメバチにも10回位刺されてますが、病院には縁ナシです。しかし、ごく稀にスズメバチに初めて刺されて亡くなるケースもあるので、不安な方は安心感を得るためにも医療機関へ行った方が無難かと。また「二回目は危ない」と言いますが、これは個々の体質の問題で 何度刺されても変化のない人も多いです。初めて刺されると不安になりがちですが、冷静に対処して下さい。
次に巣について。アシナガバチは落とせば攻撃性が無くなるのでよくやりますが、スズメバチの場合は やはり業者に頼むべきでしょう。ハチは巣を守るために攻撃します。従って 家に迷い込んだ単体には攻撃性はなく、これもまた冷静に対処すればいいでしょう。
最後に、レジャーなどで山に入る際の注意点ですが、スズメバチは巣に敵が近づくと先発隊が飛び出し 歯を擦り合わせてのカチカチ音で威嚇します。我々は機械の音に掻き消され、刺されてやっと存在を認知しますが、これに気付けば回避できます。あと、黒は天敵の熊と同色で攻撃対象となるので なるべく白いものを、と言いますが、これはどうかと…。実際、白い衣服でも刺されるし 軍手が標的になるケースも多々。要するに、色よりも動きに反応するので、ハチが寄ってきても手などで追い払わず、静かにその場を離れるのが得策です。が、誤って巣にダメージを与えたときには必死に逃げること。マンガのように追っかけて来ますが、逃げ切ること！！
アシナガバチは夏場、スズメバチは秋口以降が子育ての最盛期です。ご注意を！
追記
ネコジに投稿するからには猫のことも！ と、ネットで調べたところ、室内飼いでも迷い込んできたハチにちょっかいを出して刺されるケースがあるようです。処置は人間と同じく、針を取り除いて患部を洗って冷やし 要観察。急場凌ぎに人用の軟膏を塗る場合、投薬量が猫用と全く異なるので必ず獣医さんに確認を、とのこと。猫は自然治癒力が強く ケロッとして問題のないケースも多いそうですが、嘔吐 震え 呼吸困難等、アナフィラキシーショックの症状が出たら至急病院へ。これも人間と同じです。
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