
来た時のお母さんは、ケージに入れられたのも恐怖、人も怖いでケージの中をウロウロしながら鳴いていました。
でもお腹が空いているので、ご飯はガツガツ食べていました。
稲荷と同じ部屋にいますが、稲荷はお母さんと気付いていない様子。
お母さん、名前をつけなくては・・・と、いろいろ考えて、「まき」にしました。
お気づきの方もいるかも知れないですが、稲荷寿司、巻き寿司からとりました。
寿司親子です(*´∇`*)
まきちゃんは、ケージ生活初日で砂トイレを使ったので、1日でケージから出しました。
部屋をウロウロし、どこからか出れないか探検していました。
何日かして、とりあえず部屋の中でベッドで寝たりするようになり、人には警戒してますが、家の中の暮らしには慣れていきました。
稲荷は、お母さんと気付いたようで、一緒にいる時間も増えてきました。

まきちゃんは相変わらずシャーはいいますが、側を歩いても姿を隠さず、稲荷もあれだけ視界に入らないように暮らしていたのが、まきちゃんが来てから安心してきたようです。
私が、お母さんのまきちゃんを連れてきたのは、稲荷にとって必要だと思ったからです。
私は今までいろんなタイプの猫と暮らしてきました。
その中で、新しい環境でも1人で馴染んでいける子、一緒に暮らした親や兄弟が一緒でないと暮らせない子がいました。
稲荷やまきちゃんは、後ろのタイプになります。
時間が経てば徐々に慣れる子ばかりではないのです。
例えば親子で猫を保護したとします。
子猫は里親さんが決まりました。
母猫は子猫がいなくなったことで保護主と距離を縮めることなく孤独に保護主宅で暮らす・・・・
そんなこともあります。
私は親猫も子猫もそれぞれ同じ命だとおもっているので、それぞれ一番いい方法で幸せになってほしいと思っています。
お母さんのまきちゃんを他の子猫もいない元の場所にリターンする・・・・おそらく探し回るでしょう。
そして探し疲れて、1匹で生きていくのです。
それは、幸せな人生でしょうか?
人の都合で生き方や生きる場所を変えるなら、人はできることをしてあげないといけない気がします。
相手が猫であれ、人の都合だけを押し付けてはいけないと思うのです。
幸せになる権利は老猫であれ、成猫であれ、子猫であれ同じだと思います。
稲荷はまきちゃんが来て表情が柔らかくなった気がします。
まきちゃんもまた、恐怖しかない生活から少しづつ落ち着いた生活になってきました。

稲荷は相変わらずトイレはシーツでしてしまいます。
でも考え方1つで、シーツ以外のところはしないのです。これは褒めています。
もし、これから猫を新しく迎えようと考えてみえる方がいらっしゃるなら、その子が新しい環境に1匹でも馴染むタイプか親兄弟がいないとダメなタイプなのか、そんなことも少しは考えていただけたら・・・・と思います。
今まで生きてきた環境を踏まえて、柄や大きさ年齢だけではなく猫を考えてみてください。
猫に理想を求めるのではなく、現実を受け止めて向き合っていただけると、猫との生活もより楽しくなると思います。

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