今回もぎんちゃんにたっぷりとしーちゃんにも微かに癒しを貰って充実した休暇でした。
ところで、皆さん、ソノサキって番組をご存知ですか⁉️
毎週火曜日の11時15分から放送されている番組です。
先週ですが、その番組で放送されていたエピソードを紹介します。
その内容とは、長野県の動物園で産まれたアムールトラのアサマくんとアズサちゃんを大切に世話をしていた飼育員の女性が、釧路の動物園に引っ越したアサマくんに1年半ぶりに会うと言うものです。
果たして、アサマくんは覚えているのか⁉️
ドキドキしながら観ました。

実は、我が家の愛猫しーちゃんは、昨年の劇的な出会いを経て我が家に迎えましたが、今では、自分のことを忘れたのか、警戒して逃げるようになりました。
悲しい限りです。
猫の記憶力については、短期記憶力は人よりも優れていると書かれた記事を読んだことがあります。
でも、しーちゃんは全く自分のことを記憶している気配がありません…(泣)
だからこそ、同じ猫科のトラの記憶力
気になります。

さて、アサマくんは飼育員を覚えているのか⁉️
気になります‼️
1年半のブランクは長いのか⁉️
それとも……
アサマくん、覚えていました。
鼻息で挨拶するのがトラの流儀らしいのですが、アサマくん、「フンッフンッ」って鼻息で挨拶をしていました。
ちゃんと覚えているんですね。
とても温かい気持ちになりました。
そう言えば、ぎんちゃんはいつ帰っても一緒に暮らしていた時と変わることのない態度で迎えてくれます。
持って生まれた性格もあると思いますが、ぎんちゃんは、誰にでもスリゴロの子ではなくて、警戒してテレビの裏に逃げ込む用心深さも持っています。
でも、自分の帰宅時には、こっちが驚くくらいに態度が変わらないんです。
間違いなく覚えてくれているんです。

実は、トラの記憶力に関しては、もう1つ紹介したいエピソードがあります。
それは自分が小学生の頃、週間少年ジャンプに連載されていた漫画です。
実在の方ですが、後にカバ園長として有名になる西山登志雄さんの上野動物園での飼育員時代を紹介した漫画です。
ですから、多少の誇張が含まれるかもしれませんが、ほぼほぼ実話です。
そんなエピソードの1つを鮮明に記憶しています。
そのエピソードとは
西山さんが飼育していたトラが3頭の子を産みます。
しかし、母トラが飼育拒否をしたか、乳が出なかったかで、子トラが窮地に陥ります。
そこで、上野動物園が取った作戦が出産したばかりのメス犬の乳をあげると言うものでした。
確か、ボンゴって名前の犬でした。
そして、このボンゴが3頭の子トラを立派に躾ながら大きく育てあげます。
しかし、当然に子トラが成長するとボンゴの母親としての役割は終わりを告げます。
そこで、引き離されるのですが、引き離された期間がどのくらいであったかは記憶にありません。
でも、ある日、ボンゴの飼い主がボンゴを3頭のトラの前に連れて来ます。
するとボンゴは檻に入りたそうな仕草をしますが、西山さんはトラがボンゴを忘れていて襲うことを恐れて檻に近付けませんでした。
ところが、西山さんの先輩飼育員で、吉岡さんという方がいらしたのですが、その吉岡さんがボンゴをトラの檻に入れます。
「西山、お前はそんなに動物が信じられないのか⁉️」
吉岡さんは言い放ちます。
そして、檻に入ったボンゴに近付くトラたち
ですが、ちゃんとボンゴを覚えていて、トラたちよりもずっと小さなボンゴに甘えるのです。
まるで、時が止まっていたかのように
ソノサキを見た時に真っ先にこのエピソードを思い出しました。
当時は子供ながらに半信半疑でしたが、ソノサキのエピソードを見て、完全に疑念は晴れました。
トラは、ちゃんと覚えている。
ぎんちゃんもちゃんと覚えている‼️
猫科の記憶力は確かなんだって思います。

じゃあ、しーちゃんは⁉️
記憶力が悪いのか⁉️
それとも、薄情なのか⁉️
どちらも違うと思います。
しーちゃんは、山に棄てられていた子です。
去年の夏に我が家に連れて帰って、そして、自分が種子島に戻った時には、また、棄てられたって考えたかもしれません。
また、知らない場所に置き去りにされたって思ったかもしれません。
そして、種子島の記憶を封印したかもしれません。
だから、しーちゃんを責める気など全くありません。
しーちゃんは、ゆっくりと、種子島の時の記憶を思い出せばいいし、自分を取り戻せばいいんです。
時間はあるんです。
時間を心配する必要もないんです。

明日は、種子島に戻ります。
でも、8月には夏休みを取ってまた帰る予定です。
その時も、しーちゃんは警戒すると思います。
ぎんちゃんは変わることがないと思います。
それでいいんです。
そんな反応を楽しみにして、8月を待ちたいと思います。
長文にお付き合い、ありがとうございました‼️😊
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