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今年、実家に行って。
ペットショップ(ホームセンター)で次男が言った。「猫ちゃん…白くて小さな猫ちゃん欲しい」
「ママはペットショップで猫を買うことはしません。白くなくても、小さくなくても、猫です。命です」
…迷い込んできたのは、白くて小さな仔猫。
不思議だ。
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Youtubeで子供たちに、保健所のこと、殺処分のこと、終生飼育のこと…動画を見せた。
漢字がまだ読めないので、流れてくる文章は私が読んだ。
泣きながら、鼻水すすりながら読んだ。
長男も泣いていた。
今日、近くで保護猫の譲渡会があった。
てんてんも一緒に行った。
里親探しって…?保護猫の譲渡って?
今まで何度か仔猫や仔犬を保護して、個人的に里子に出したことはあったし。
今までの猫たちはみんな捨てられた子だった。
譲渡会の猫たちを見て次男が「みんなちいちゃくないよ」と言う。
「そうだよ、てんてんもすぐに大きくなるよ
。大きくなったらてんてんのことかわいくない?大人になったら?病気になったら?
もしママがおばあちゃんになって、病気になったらもう家族じゃなくなる?
猫だって犬だって同じだよ。1回家族になるって決めたら、死ぬときまでお世話しないといけないんだよ。できる?」
長男は「大人になっても、病気になっても、保健所には連れていかないし、捨てないよ。だって殺されちゃうから。家族だから。」
…どこまで理解してるのか、ホントにわかって言ってるのかわからないけど。
でも自分で子供たちに言っていて、矛盾を感じた。
1回家族になるって決めたら死ぬときまでお世話しないといけないんだよ…?
子供たちのパパはおとーさんだったはずなのに家族やめて出ていったから。
そうなんだよね。
てんてん飼うって言ったって。
ママひとりで子供二人を育てて生きていくだけで精一杯なんだよ。
だからてんてんを飼うってまだ決められないんだよ。
けど。二人がキラキラした目でてんてんをいとおしむ姿を見ると、悪くないかなーって思うし。
てんてんがママの手をペロペロなめて、ご飯をせがむ瞳を見ると…
「里子に出したいので、相談にのってください!」と譲渡会のスタッフの方に言えなかった。
そして「猫はご縁だからねー」「このウチならきっと大丈夫って思ってやってきたのよ」「迷う位ならご自分でお世話したら?」というスタッフみなさまの笑顔に…
ホームセンターで てんてんのおもちゃと、
先住くんたちのご機嫌とりのためのカルカンを買って帰ったのでした。
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