自戒 - meguruさんの猫日記

自戒

2018年9月6日(木)

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今回のトムの件に関しては私たち姉妹の事も書かなくては公平ではないと思います。この記事は私たちの自戒と贖罪、また安易な記事で里親を募集する方への警告として書かせていただきます。

募集記事にもある通り、トムとトムの兄妹たちの保護場所は和歌山県です。和歌山県で実際に保護にあたったのは妹とその友人です。７匹もの大量保護を妹から相談されたのが切欠で、ペットのおうち、ネコジルシ、いつでも里親、3つのサイトに代理投稿という形で私が投稿しました。
代理投稿という形を取ったのは妹とその友人宅にPC環境がなく、また二人とも子育てと仕事を持つ主婦で、猫の飼育歴はそこそこあるもののネットでの里親募集事情には全く疎かった為です。
一方私にはOSがまだフロッピーディスクに入ってた頃からのPC歴と、その頃から自分が拾ったり頼まれたりした時の子猫の里親募集経験と猫の飼育歴があり、今回は約５年ぶりでしたがネットで行動する事になりました。

私がネットでの応募対応の全責任を持ち、情報を妹に渡す。また、私の判断で信頼できそうな人物には妹の連絡先を候補者様に渡す。妹には直接候補者様と電話やLineで連絡を取ってもらい、お届け日時の電話連絡やお届け、その後の様子などを受け取れるようにする。その際にはもちろん譲渡誓約書の交換、身分証の確認、必ず家まで届ける事、最初にそう指導しました。
そういった事情の中で、途中妹が勝手にTwitterで募集した際に応募してきた高校生に騙されるという事件もありましたが、７匹のうち２匹が無事におうちを見つけました。

３匹目の旅立ちになるはずだったトムの件では、独身男性であった事、携帯電話ではなく固定電話の連絡先であった事、SNSでの活動が伺えなかった事から、当初は妹に情報を渡すのは躊躇われましたが、
５年前に独身男性に引き取られ今も幸せに暮らしている元保護猫がいる事、猫を引き取りたいけどできない独身の方の嘆きを実際に見聞きしていた事、そういった背景があり私の独身への判定を甘くさせました。

歳の近い先住猫がいたこと、その子の遊び相手を探している事、携帯電話がなくともネット環境さえあればできる私の娘1と同じ在宅のデザイン屋である事、そういった事情もお聞きしつつ、裏ではID検索でネットオークションでの落札履歴と落札結果、その評価から予測した人物像を妹に報告し、情報を渡しました。
今思えば全く不十分であったと思います。

また、これは再保護前後から妹と再度確認した際に判明した事実ですが、
譲渡誓約書を後から郵送で交換しようとした事、
身分証明書の確認は妹は免許証、相手は住基カードであった事、
当初私が聞いていた「二階建てのペット可の貸家住宅に在住、上の階の猫飼い住人に触発されて」という住宅事情は、大阪によくある古い形状の住宅であった事(妹が在住する和歌山にはそのような住宅はあまりありません。私は娘2がシェアハウスに住んでいる事もあり、全く誤解しました)
以上の事がわかりました。

私たち姉妹に落ち度は有り余る程ありました。妹に譲渡誓約書の交換を必ず現地里親宅で行うよう指導しなかった事、身分証の確認の際の身分証の内容までは指導しなかった事、独身男性への判断が甘かった事、住宅事情の誤解、これらはまず全てが私の落ち度です。ネットでの里親募集に対して５年間のブランクがあったにも関わらず、情報収集を怠り、安易な判断をしていた事も。
もちろん何も考えずに姉に言われるがままに、自己の判断や直感を誤った妹も同様です。

ここまで読んで下さった皆様は、皆同様のご感想をお持ちになると思います。
私たちからは頂くご批判やご指摘にどういう形での弁明も言い訳も致しません。
何故なら全くその通りだからです。ただ頭を下げて聞くしかない。

当該男性はトムに対してやってはいけない事をした加害者な訳ですが、そのような人物に渡してしまった私たち姉妹もまた、トムにとっては同じ加害者であり、皆様から見れば同じ犯罪者です。

私たち姉妹とあの人物の違いは、罪を認めるか否か、償うつもりがあるか否か、
反省し二度とこのような事を繰り返さないと努力する気持ちがあるか否か、
ただそれだけです。

私たちは今後二度とこのような事がないように努力し、反省し、
トムに償っていく事を、ここにこの記事でお約束します。

追記(9/9)
写真削除しました。
また、諸事情により、頂いたコメントに対する私の返信も一部削除しました。

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