いま、幸せですか？と、聞かれたら

2018年9月16日(日) 396 / 12

『いま、幸せですか？』と、聞かれたら、

『幸せです❗』と、答えます。

たいがい、うらやましがられたりしますね。

逆に、『僕は幸せですが、あなたは？』
と、聞いても、、、

『わたしも、幸せですよ。』
と、答える方は、意外と少ない。

幸せの定義って、、、、、

なにをもって、幸せと、いうのか、

ある程度、お金に余裕のある生活を
していれば、幸せなのか？

家庭円満なら、幸せなのか？

基準はひとそれぞれなのかな？

以前、テレビでみました。

『いま、幸せですか？』と、聞かれ、
『幸せです。』と答える日本人の割合は、
非常に少なく、

それに対して、『幸せです。』と答える、
欧米人の割合は、非常に高いと。

文化の違いなのか、
民族性の違いなのか。

僕も以前は、『いま、幸せですか？』と聞かれたら、

『う～～～～～ん。』と、
考えてしまうか、

あるいは、『不幸です。』と、
答えていたかもしれません。

僕が、、自分は幸せなんだと、
気付いたきっかけは、、７年前。

2011年３月11日、

東日本大震災。

そして、翌日、12日には、長野県栄村でも、
大地震が起こりました。

僕の住んでいる地域は、いずれも、

震源から離れていたため、
被害は全くなく、

ただただ、、

連日のニュースで流れる映像に、
心を痛めていました。

ある日、ニュース番組のインタビューに答える、
東北の被災地の小学生ぐらいの女の子の
言葉が、僕の心に刺さりました。

『家があって、、、家族がいる、、、
当たり前だと思っていたことが、
本当は幸せだったんだと、
改めて、気付きました。』、、と。

当たり前のような、日常のなかにある幸せ。

東日本大震災から、１ヶ月。

４月15日。

うにさんが突然、激しく嘔吐をくりかえしました。

胃のなかが空っぽになっても、
胃液を吐き続け、

吐いたあとは、口から泡をふいて、
へたりこんでしまいます。

何も食べることができなくなり、

水さえも飲めず、
水の器のまえに座りこみ、
何分も、じーーーーっと、水面を見つめ、
やがて、少しだけ飲んでも、
その水も、すぐに吐いてしまい、、、。

病院へ連れていくと、

肝臓がかなり悪く、腎臓も少し悪い、とのこと。

うにちゃんは、高齢だから心配、、、と、
先生に言われました。

数日間、病院へ通いましたが、
回復している様子もなく、

ネガティブな僕は、
不安を隠せなくなります。

………もう……うにさんと、
………お別れの時がきたのかもしれない。

ずっと一緒……当たり前のように、
たったふたりで11年間過ごしてきた、
うにさんを失うのかと思ったとき、

世界が変わりました。

病院へ向かう道中、

景色から色がなくなり、
世界は白黒に。

なにか食べても、

味を感じなくなり、
食欲もなくなりました。

でも、、当のうにさんは、
全くあきらめてなかった。

今にして思えば、

自分のどこが悪いのか、弱ってるのか、
ちゃんとわかってて、、

自ら、１週間の絶食。

１週間過ぎたあたりから、
少しずつ食べはじめ、少しずつ回復。

数週間で、もうすっかり元気に。

当たり前のような日常の『幸せ』が、
かえってきました。

それ以来かな。

今、僕達は、幸せ、、という思いを実感して、

誰かから、『いま、幸せ？』と聞かれても、

『ハイ❗』と答えられるようになったのは。

そりゃあ、生きていればいろいろある。

悩み……不安……大小様々なトラブル。

いま現在だって、辛いと思うことや、
抱えこんでる問題だって、ある。

『幸せです。』と、答えているからって、
決して、絵に描いたような幸せライフを
送ってるわけでもなく、
順風満帆な人生を送ってるわけでもない。

でも、、いま、、

１日、辛い仕事を終え、、

帰る家がある。

家にはうにさんと、くるくるが
待っていてくれる。

そして、多少は、具合わるいとこも
あるけれど、大きな病気も、
通院、入院もなく、

３人とも、健康。

これが僕の『幸せ』。