ボディのベースが完成。

だいぶ猫らしい体つきになりました。
前から見た図。

猫の前足ってよく観察すると、実ば微妙に後ろに曲がってて、しかも若干O脚気味。
胸は鳩胸っぽく前に突き出てて、背中がぐっと曲がってる。
骨格図の次は筋肉図を参考にして、体を作っていくんですが、作っててなんかとっても面白かった。
顔がついてないとね、なんか自分が謎の生き物を作ってるようなそんな感覚に陥るんですよ。
体だけ見ると猫って感じしないんだよね……。
後ろ足は座り姿勢で脚をたたむとかなりコンパクトになるのでワイヤをかなり曲げないと厳しい。
なるほど……この姿は骨格入れないと作れないわ……と実感しました。
以前は体に骨格を入れずに作ってましたが、座り姿勢はいつも挫折してました。
だから、伏せた姿とか箱座りとかに逃げてたw
骨格と筋肉をちゃんと理解したら、造形に起こすのはそんなに難しいものじゃないんだね……すごく実感しました。
まあ、まだよく見るとすごくおかしな部分もあるので、作りながら修正していきますが……。
そういえば、なんか有名なフェルトの作家さんが雑誌のインタビューだか本の中だかで書いてたけど(どこに載ってたか忘れた)「作りたい対象をよく観察すること」「慣れてきても手癖で作らないこと」というのがあって、本当にその通りだなーと思いました。
上手な人は骨格を入れなくても、自立した立ち姿勢や安定のいい座り姿勢が作れるけど、私はまだそのレベルからは程遠いので、骨格入れないと自立や複雑なポーズは作れないなあ……。
でもなんかコツはつかめたので、今後はへそ天とかスコ座りとか、ごめん寝とか後ろ足で立ってチュール食べるポーズとか、そういうの作ってみたい……。
作り始めから体の完成まで約10日。
……腕のこともあって作業時間は1日3時間までと決めてるから、このサイズのドールの製作時間はベース体で約30時間ってところか……。
体ができたので、顔の植毛に入りました。
チャコペンで柄を正確に描いて……

ベースの黒を刺しつけします。

これでやっと少しだけしずくさんの顔っぽくなりました。
実はここまでは結構簡単で、早く作れます。
白黒さんは使う色数も少ないから、ソリッドの黒と白をザクザク刺しつけするだけなので、数時間もあればそこそこカタチになります。(色数の多い子はこの時点でも地獄www)
でも、本番はここから。(そして植毛地獄もここからw)
ここから先は長めの毛を二段植毛で植えていきます。
耳の内側の耳毛も作らなきゃいけないし、しずくさんの耳はよくみると、桜カットされていない方の耳の先には長めの飾り毛が生えています。
これはうちの美雨にも同じものがあるので、美雨をよく観察してなんとか再現してみようと思っています。(私は個人的にこの耳の先っぽの毛を「おまけ」と呼んでますw)
白黒猫さんがお家にいる方はわかると思いますが、白と黒の境界線って、結構複雑で、白毛と黒毛が入り混じってごま塩のようになっています。
これは二段植毛でないと再現できないので、多分これが一番の難関になるかなあとw
美雨もお腹の白毛が同じ状況なので、美雨を作る時の練習にもなるしw
白黒さんといっても、実は真っ白と真っ黒だけじゃなく、部妙にグレーっぽい部分もあるので、使う羊毛もソリッドの白だけではなく、グレイを少しブレンドしたり、混ざり毛になっているミックス羊毛を一部に使用したり、いろいろ試行錯誤してみようと思います。
植えた毛のカットの仕方もいろいろ試してみたいし。
今までは普通のハサミや眉切りハサミを使ってましたが、手芸用のカットワークハサミのいいやつを一つ買ったので、それでいろいろ試してみたいです。
針先も数種類使い分けして、どの部分にどれを使うのがいいかとか、いろいろ試したいし。
本当に、本当に作るのがとっても楽しいです!
私、本当にこの趣味が好きなんだなあ……って実感しています。
でも、どんなに楽しくても腕のために作業時間は1日3時間まで!これは厳守っ!!(整形外科の先生に怒られたくないしw)
一方その頃美雨様は……。
例のエコバッグが好きすぎて、すっかり定位置になりました。
美雨様がどいてくれないので買い物には違うバッグを持って行ってますw(気に入ってたのになあ……これw)

美雨「そのおもちゃ、あたしにくれるの?」(しずくさん人形を狙う目)
ダメダメ!
これは触っちゃダメだよー!
(美雨様に触られないように完成までちゃんと保管しないと)
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