去年の春、『はく』っていう肥大型心筋症だったオス猫が14歳で亡くなりました。
心筋症が見つかったのが5歳の頃で当時私は猫の健康診断などはしておらずしていたのは年一の血液検査だけでした。
夜何気なく『はく』をみたら瞳孔が全開で呼吸があらい状態でそれが2、3時間続いて心配なので次の日に病院に行ったら肥大型心筋症と診断されました。
うちの猫のかかりつけの病院の院長先生は心臓の専門でしたがあまり診察してもらった事がなく診察してもらっていたのはずっと違う獣医さんでした。一般の獣医さんでは聴診くらいでは分からなかったみたいです。
その時言われたのが
かなり進んでいる、
突然死は覚悟して、
多分だけど先天性、
先天性の肥大型心筋症は親猫からの遺伝と言われている。
です。
でも院長先生が心臓の専門だったのである程度は安定して過ごせました。
10歳の夏、腎臓が悲鳴をあげてしまいました。
クレアチニンは16、BUNは測定不能。
毎月、血液検査をしていたのに1ヶ月での急変でした。
退院後、3ヶ月は食べ物を全く食べようとせず強制給餌。
ある日、体重が増え始めて気がついたらドライをバリバリ食べていました。
ここで1回目の奇跡です。
それからは心臓の負担を減らすため朝50㏄、夜50㏄と2回に分けての補液。
また、安定した日々が戻りました。
(心臓が悪いと血流が悪くなるので腎臓に負担がかかり腎不全になりやすいそうです。
心筋症の猫さんがいるお家の方は血栓だけでなく腎臓も気をつけてあげてください。)
一昨年の春、獣医さんから夏は越せない。
って言われました。
同じ頃、肺水腫になりましたが投薬をつづけながらある程度で安定していました。
腎臓が悪いと利尿剤が使えないんですよね。
だから違う薬でなんとかって感じでした。
ところが夏を過ぎ、冬になっても生きているんです。
これが2回目の奇跡です。
獣医さんには
『先生の予想を良い意味で裏切ってすいません』
って冗談を言い合ったりしていました。
でも年末には腹水が溜まり始め、亡くなるまで数回抜きました。
量も平均、1.5リットルでペットボトルと同じでした。
そして去年の3月、いなくなりました。
私が仕事から帰ってきて10分後に。
飼い主想いのいいコでした。
私が言いたいのは、
心筋症でも長生きします!
どんな病気がかくれているかわかりません。遺伝の可能性もあるのでできればむやみやたらに繁殖させないでください。
あと、できれば心臓専門の獣医さんに診てもらってください。
これは専門の獣医さんだとエコーだけで心臓の壁の厚さとかわかるので猫の検査の負担が減ります。
最後にこんな長い日記を読んでくれてありがとうございます😊
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