こわいよ〜(><)
あ、ぼくプリッツ。
とってもカワイイおとこにょこ。

ぼくはとってもカワイイから、おじさまにも大人気。
むうおじさんも、ぼくのみりょくにメロメロみたい。
ぼくがスリゴロしていくと、むうおじさんはとっても優しくしてくれるんだ。
いつもぼくをはげましてくれたり、ぼくのかわいさに完全にノックアウトされてるんだ。

だからぼくもおかえしにむうおじさんをかわいがってあげるよ。

ほら。
むうおじさんもうれしそう。
とうぜんだね。
だって、ぼくカワイイもん。
がらしゃお姉ちゃんも、ぼくのことすごくかわいがってくれるよ。
とうぜんだね。
だって、ぼくカワイイもん。
そんな調子で、みんなにかわいがられるぼくは、世の中なんてカンタンだな、と思ってたんだ。
だけど、ぼくがケガしてよわってるときに、うっかりわるい二本足につかまっちゃったんだ。
この二本足は、いつもぼくのことを見てたから、ずっとカワイイぼくのことをねらってたにちがいない!
とうぜんだね。
だって、ぼくカワイイもん。
わるい二本足は、ぼくを部屋の中にとじこめて、らちかんきんしたんだ。
ぼくは必死でていこうしたけど、あしとしっぽが痛くて、にげられなかった。
わるい二本足は、ぼくにごはんとお水をくれるし、たまにおやつもくれるけど、ぼくはこわくて仕方ないんだ。
ぼくはなんとかにげだそうとしたし、ここから出せ〜っ!てぴゃうぴゃう鳴いたけど、わるい二本足は全然気にしてないみたい。
ビスコ母さんにあんなに
「決して人間にココロを許してはいけませんよ」
って言われてたのに、ぼくはむうおじさんが二本足と仲よくしてるのを見て、ゆだんしちゃってた。
母さん、ごめん。
母さんの言いつけ、ちゃんと聞いとけばよかったよ。
わるい二本足は、時々ぼくのいる部屋に入ってきて、ぼくをふわふわのおふとんの上におしたおすんだ。
ぼくは、こわくてこわくて、ぶるぶるふるえながらも、精いっぱいのいかくをするんだ。
だけど二本足はちっとも気にせず、ぼくの頭や首をかいかいし始める。
ぼくはわかってるんだ。
これは二本足の悪だくみだって。
決してココロをゆるすもんか!
どんなにかいかいされても、ココロだけは自由にさせないぞ!
絶対、二本足の言いなりになんかなるもんか‼️
そう。
わかってる。
わかってるんだ。

でも。
でも。
ココロとはうらはらに、どうしてだか、からだが反応しちゃんうだ。
頭ではわかってる。
でも、体がもっと、もっと〜〜(〃ω〃)って、勝手にゴロゴロ言っちゃうんだよ。
だって、世の中にこんなに気持ちのいいことがあるなんて知らなかったんだよ。
もう、もう、すんごく気持ちよくって、頭ではわかってても、からだが…
こんななっちゃうんだよ。

だけど、まだ二本足にココロをゆるしたわけじゃない!
二本足の思い通りにはいかないぞ!
必ずここをにげだして、お外の自由をてに入れるんだ!
負けるもんか‼️
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