あれから3年も経つのか…
去年はこの命日の少し前に退寮しないと行けなかったので、大阪からこの愛知県の碧南まで戻ってきた。
今日は年休を取って、豊田市から碧南市までチャリンコで2時間半かけて、ここまでやってきました。
理由は、白ネコさんが亡くなってから二年間、晴れの日も、雨の日も、雪の日も頑張って練習してきた練習場で、この先の1年の頑張りを誓う為に、プロ用音源を引っさげてどうしても歌いたかった事。
そこの練習場に行くまで、駅から歩いて1時間少々かかる事。
チャリンコで2時間半で行けるんなら、チャリンコで行った方が自由度があって良いと思ってサイクリングロードをコキコキ、ボチボチと風景を楽しみながらやってきました🚲
自転車で初めて通る道は面白いもんですね。
車では得られないものがありますよね。
もちろん、車には車の疾走感がありますけどね。
最初はね、正直そんな気になれなかった。
頭の中では、あの日の出来事が蘇っていた。
何故、君を失ってしまったのか。
何故、あの時横たわっている君を抱きしめてあげれなかったのか。
何故、君を僕の手で弔ってあげれなかったのか。
大切な命を、最低な形で失った…全ては自分の配慮の無さや、行動力の無さ、判断力の無さが招いた出来事。
…僕はあの日の自分よりも大きく成長した自信がある。成長してなければ君を無駄死にさせた事になってしまう。
だからこそ、今まで頑張ってこれたし、これからも頑張り続けるはず。いつか君と再会した時に胸を張って、こっちにおいでと言って抱きしめたいから。
…でも、肝心の君はどうなんだろう。
あの時、君を放置した僕を君は許しているのだろうか。助けてと叫びながら生ゴミとして葬られた君は、僕を憎んでいないだろうか。
僕はなんであんなに愛していながら、最期は拾わなかったのか。
あの日君が道路で横たわっていた姿が頭から離れない。思い出さなかった日は1日だってない。
僕はその度に思い詰めて暗くなってしまう。
僕は、どうやって謝っていくべきなんだろう…
そんな事を考えながら自転車をこいでいた。
辺りの景色を見渡すと田舎町なので、田んぼばかりで結構遠くを見渡せる。
何か視線を感じると思ったら、白ネコさんがいた!
ある家の玄関前でずーっと待っている。
ここの人はいつもご飯でもあげてる人なのかな?
まーうと鳴いている…あの頃が懐かしい…
君もそうやって僕の帰りを待っていた。
ここで君とは違う白ネコさんと会えたのは、ただの偶然だと思う。
君ではないけど、やっぱり嬉しい。
なんか考えてるのもバカバカしいし、暗くなっていく自分はやっぱりなんか違うと思う。
君が生きている時、その瞬間まで僕のことをいっぱい愛してくれていた。
死んだってその気持ちはきっと変わらないはず…
ならば、君が僕に求めているのは、僕が君に注いだ愛情や、豊かな表情。きっとそうなんだ。
決して、日々苦悩しているような曇った表情ではない。

扉の向こうにワンワンかな?ネコちゃんかも知れないけど、お友達もいるのね(^-^)
君は幸せになるんだよ(´ー`)☆
クヨクヨしてても何にもならないよね。
過去に帰れる訳でもないし、どんなになぞっても君に触れる事はもうできない。
君が僕を最期の瞬間まで求めてくれていて…いや、これからもずっと求めてくれていて、僕もその愛に永遠に応え続ける。
…形のあるものは何も残らなかったけど、1番大切なモノはここに残っている…
君に見せてあげれなかった景色を見に行こう。
僕の最期の瞬間まで、僕を見守ってほしい。
時には、僕に力を貸して導いてほしい。
そして一緒に旅に出かけよう。いつか会えるその日までにはカッコよくなっておくからね(●^口^●)

途中でこんな風景に出会えました。
自然って不思議ですよね。
この雲や、空や、お花や、大地や…
もちろんこのお花畑も人工的に手入れされたものですが、夜景とか人工的な美しさとは引き込まれる感覚が違いますよね。
癒されたり、洗われたり、人間なんて本当に小さい存在ですよね。

2年間使い続けた碧南の練習場。
公民館も通いましたけど、こっちの方が思い出深いですね。雨の日は傘を差しながら早口言葉の練習したり、雪の日もガチガチ震えながら発声練習したりして…
亡くなってすぐだったから、なりふり構っていられなかったけど、この経験から防寒着を用意して今は外でも快適に歌えてますね。
全ての努力が報われるような、現実はそんなに甘いもんじゃないけれど、出来る事は全てやりきらないと悔いは残るでしょう。
戦って、戦って、戦い抜いてやる!\(*`∧´)/ 絶対に自分には負けない!!
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