
マイケルがわが家に来て1ヵ月以上が経過しました。
表情を見ても分かる通り、受入当初の険しいものが消え、
かなり可愛らしい顔になってきています。
嘔吐はありますが、病状は一応安定しており、
最近は猫じゃらしで遊ぶようにもなりました。

ただ、体重が戻っているわけではないので、
そのあたりは不安材料。
貧血で肌の血色が悪いこと、
そして腎不全由来の嘔吐も、ほぼ毎日するため、
人工透析は欠かせません。
元々かなり人懐っこい子ではありますが、
昨今いよいよその本領発揮で、
彼の部屋に入ると、常に身体をくっつけてきて、
ニンゲンから離れようとしません。
嫁の職場でも、ニンゲンを追いかけて建物の風除室に入り込み、
そこから出られなくなっていたり…
エレベーターホールまで追いかけてはみたものの、
それ以上先に進めず、ホールでウロウロしてたり等(笑)
そんなエピソードに事欠かない子です。

晩は、嫁と交代で部屋で一緒に眠るようにしていますが、
最近は私の首元で香箱を組みます(笑)
重いし、やたら近いし、何よりクルシイ…
今までの私の人生に、こんな猫族は登場しませんでした。
マイケルの、ニンゲンに対する無警戒ぶりには唖然とします。
性格の個体差はもちろんあるとして、
最初から外猫で育った子が、こんなふうになるとは考えにくく、
かつてはどこかの家猫だったんだろうな、と思います。
ただ、家猫として「あまりに出来がいい」マイケルが、
どうして職場猫になったのかは、不思議でもありますが。

こんな具合に、
完全に我が家の”いえねこ”になったマイケル。
正直な話、受入の際は「放っておくとかわいそうだから」が、その理由でした。
けれども今は違います。
猫族の持つ、様々なカタチでの強(したたか)さに、
私はいつも負けてしまうわけです。
おのれ、猫。
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