里子に行った旬くん、友くん、イナリ、
居残り組の栗ちゃんや、残念ながらFIPで亡くなってしまったテマリもそこの出身です。
この場所へは、地元の団体協力のもと何度かTNRにも入っているのですが、
不妊手術のタイミングが合わず、2度出産してしまった黒猫がいます。
サリーちゃんと呼ばれ、ここの通行人にも可愛がられている子です。

一度目の出産は春、そっくりなオスの黒猫1匹でした。
他にも兄弟がいたのかもしれませんが、育たなかったようです。
当初は親子一緒に保護して里子に、という気持ちでいたのですが、
色んな事情により叶いませんでした。
秋になり、子猫も親離れをし、今度こそサリーちゃんを!と現場に向かうと、
なんと、もう出産していて1ヶ月ほどの子猫がいると言うのです。
毎日来ている餌やりさんも子猫を目撃して初めて気付いたそうです。
その日は代わりに、春に生まれたオス猫(通称サリ男)を捕獲し、手術しました。
こうなると、難しくなるのがサリーちゃんの手術のタイミングです。
子猫が親離れするまで待っていると、また妊娠、出産してしまう可能性があります。
だからといって、この時期に親猫と数日離してしまえば子猫の命が危険に晒されてしまいます。
ぐるぐるぐるぐる、、、と悩みましたが、
まだ、これ!という結論は出せていません。
一人で出来るものではないですし、自宅でも保護猫、預かり猫を抱えていて
色んな面で、正直不安です。
順当に里子に出せれば良いのですが、それまでには、いくつもの壁を乗り越えないといけません。
そう考えてしまうと、どうしても尻込みしてしまうのですが、
もっと早くに手術していれば、という責任も感じますし、
これから寒さが厳しくなり、3匹の子猫みんなが春を迎えるのは厳しいと思います。
この先どうなるのか、まだ分かりませんがお世話になっている団体とも話し合いながら、
前向きに進めていけたら良いな、と思っています。

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