本日は少し、私事ながらご紹介をかねて
お話を書いてみようと思います。
うちのお嬢にゃんは鍵しっぽさんではなかったですが
おそらく彼女が引き寄せてくれたご縁。
今年夏頃にあった公募展で優秀賞をいただき
そのまま個展のお誘いをいただきました。
テーマは「猫」という猫オンリーの
アートや雑貨を中心としたお店での展示です。
人生の長い長いお絵描きという道の中で
突然に現れた「個展」という散歩道。
「ねぇ、ここで少し休憩していこうよ。」
頭をごちんとして言う彼女の声が、この体の中の、
心の中の彼女の部屋から聞こえてきたような気がしました。
普段の私なら割とビビりなので、
勇気を出す事はできず、おずおずと普段の生活に戻るところです。
ですが今回は、何だかどうしても手を伸ばさなきゃならない気がして
その世界へ飛び込んでみました。
仕事と平行作業のため
日々慌ただしく、予備知識も不足していて
次から次から問題や疑問は湧いてきます。
幸いにしてお店のスタッフさんがとても親切で
少しずつ解決しながら、来年に向けて現在準備中。
ずっと描きたくて、でも何だかうまく描けなくて
筆を取らずにいた彼女のイラストを、今回二枚
展示する事にしました。
案の定、べそを描きながら描いてしまいました。
何度か紙に涙が落ちて、そこを修復するのに少し
手がかかりましたが「まぁ、良いんじゃない?」って
彼女に言ってもらえるのではないかと思います。
これから額装をするのですが、ここはかなり慎重で
なかなかこれというものに出会えず難儀しています。
彼女と暮らす毎日に熱中していつの頃からか
おざなりになってしまっていた「絵を描く」という私の夢。
この世界を再び、彼女と2人6脚で歩いていけたら
それはどんなに楽しい世界だろうと思って毎日ワクワクしています。
今日も心が暖かいのはたぶん
大事なあの子が心の中であんもにゃいとになっているからだろうと
私はそんな事を思うのです。
今年残りの日々も、皆様と猫さんたちが素敵な毎日を過ごせますように。
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