初めての月命日。
父の死で思ったこと。
それは継続すること。
毎日仏壇を拝みに行き、父に会い、母に会う。
母を1人にしないように交代で泊まり。
悲しんだり泣いたりは当然だけれど、継続して遺族を思うのは簡単じゃない。
先週、子供達も用事があり誰も泊まれる人が居なかった。
母は、父が居なくなってから初めての1人の夜。
私も落ち着かず、結局私が急遽泊まりに…
実家に着くと真っ暗で鍵も閉めてある。
電話をして鍵を開けてもらう。
ビックリした様子の母。
子供達の事置いてまで泊まりに来なくても大丈夫だよ。
私も1人に慣れていかなくちゃいけないし。
この台詞を聞いているだけで辛かった。
『大丈夫だよ、大丈夫だよ…』
と言いながら、ポロポロ涙を流す母を初めて見た。
本当に1人にしなくて良かったと、思った瞬間。
今までいつも2人で生きてきた。
それが急に1人ぼっちになったら大丈夫なはずがない。
ご飯を作れば文句を言う人も褒めてくれる人も居ない。
戒名の由来を説明してくれた。
亡くなった日は急に冷え込んだ日だった。
これから、冬に向かう寒さの始まりだった。
一文字目に『春』を入れた理由…
冬は寂しさを一層寂しくさせる。
遺族の方々にも早く春が訪れるようにとの願いを込めてくれた。
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