サトミさんは当初は虎太郎くんを希望されてましたが、ご家族の方がロビンくんの人形が欲しいとのことで、変更をお願いされまして、急遽ロビンくんを作ることになったわけですが、せっかくだから虎太郎くんも作ってあげようと思い、2ニャン作ることにしました。
とはいえ、全身像は時間がかかるので、ロビンくんは当初のお約束通り全身像で、虎太郎くんはお顔だけ作ってフレームに入れる形にすることにしました。
ちょうど、先月の講習会でフレームキャットの作り方を習ってきたばかりなのと、顔だけなら体を作るよりはるかに短時間で仕上げられるからです。
そして今回はグラスアイの自作をしてみることにしました。
市販のグラスアイはなかなかイメージにあうものがなく、以前から自作を考えてたんですが、材料が手元に揃っているので、世界にただ一つの「その子だけのための目」を作ってみることにしました。
用意するものは半球ガラスと、ペイントソフト(もしくはフォトレタッチソフト)。
昔、Webデザインの仕事をやっていた時に買ったソフトが久々に活躍ですw(前の仕事辞めてから年賀状やイラスト描くとき以外殆ど使ってなかったので、まさかの再利用w)
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ペイントソフトで直径9ミリの円を描き、中に瞳孔を書き入れた枠を作ります。
半球ガラスの大きさは11ミリですが、プリントアウトすると解像度の加減上どうしてもサイズが大きくなるので、2ミリほど小さめに作るのがいいというのが何度か試作してわかりました。
解像度は300dpiでやるといい感じ。
今回は丸い瞳孔にしてみました。(縦長にしたい時は中の瞳孔の上下を引伸ばす形で変形させる)
枠の下にもう一枚レイヤーファイルを作り、そこに虹彩の色を塗ります。
虹彩の色味は、モデルの子の写真を用意し、その虹彩からスポイトツールで抽出します。
エアブラシツールでふわっと塗ってグラデーションをつければ出来上がり。
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プリントアウトしたものの上に、デコパーツの接着用の透明ボンドで半球ガラスを接着。
半球ガラスには拡大効果があるので、瞳孔はかなり小さめに描いておかないと、黒目ばかり大きくなって思ったようには作れません。
接着されたら周りをジョキジョキ切れば完成。
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ロビンくんモデル
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虎太郎くんモデル
どちらも写真から抽出した色で塗っているので、本物と同じ色味です。
世界にたった一つのその子のためだけの目のパーツの出来上がりです。
まあ、もう少し慣れてくれば虹彩に細かく散っている微妙な色の再現もできればいいんですが、これは何度か試作しないと無理だし、遠目からみればほとんどそのこだわりがわからないので、極端に大きな目にしない限りはこれで十分かと。
というわけで早速自作アイをつけてみました。
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虎太郎くんのお顔のベース。
自作のものでも結構馴染んでる感じでよかった。
市販のものはプラスチックもガラスもいろいろ買って使ってみたんですが、どれもいまひとつしっくりこなくて、一度自作してみようとずっと思っていたんですが、思った以上にいい感じに馴染んでてとてもよかったと思います。
今日は休みだったので仕事がはかどったので1日でここまで作りました。
直径6センチほどの小さなものですから、フレームキャットだと割と早く作れます。
型紙は講習会でいただいたものをちょっとアレンジして、顔の形を虎太郎くんの輪郭に合わせた感じで作りました。
型紙をチャコペンでフェルト布に写し取って、そこに綿を盛っていく感じで仕上げます。
ロビンくんの方はまた作り方が違いますが、目を入れるところまではあまり変わりがないので同時並行で作って行くことにします。
今回の2ニャンは虎縞模様なので、作りがいがありそうです。
講習会でアドバイスをもらったので、メリノ以外の獣毛なども混ぜて毛の感じを変えて作ってみようと思っています。
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