残りの命。これから先残っている命。
これから以後、死ぬまでの年月・期間。
温かい日でした。コートは羽織らず、昨日、ネオとハナちゃんを連れてC病院へ。
(ハナちゃんについては後日書く予定です)
皮下輸液。
今日はレクチャーしてもらって、自宅でやるぞ!
そんなに説明はなく(私が前回動画を見て勉強したと言ったから?)
皮膚の3本指でのつまみあげ方、針の向き、アルコールで消毒して、ぶすり。
「そうそう」と言われ、気負うほどではなかったなー。と思った瞬間
ネットでみた通りの失敗。輸液が、診察台へポタポタ。
「貫通しちゃった?」と私が言うより早く、先生が挿し直し。
私「先生、絶対毎日じゃなく、できない日があっても問題ありませんか?」
先生「いいですよ。全然。毎日、入れられれば理想。と言うことです」
私「輸液の量も、目盛りで見てやって、ビッチリ100(cc)じゃなくても?」
先生「そうです。そうです。
ギチギチに考えないで、そう。その考え方で行きましょう。
そもそも(腎不全が)治るものではないし、
やったからと言って、あと3年・4年と生きるわけじゃないし」
・・ん? え?
私「え?先生、ネオ、そんな感じなんですか?
私、安楽視(楽観視のつもりで言っていた)してた。
ステージ3だから、4ほどの末期じゃないって・・
じゃあ、1~2年とかですか?」
先生「いや・・(カルテを見ながら)この検査結果はけっこう厳しめです」
私「具体的にはいつまで・・どれくらいですか?」
先生「今年いっぱい、どうかな。というところですかね」
えー。 ショックというより、茫然としてしまった。
『目指せ20歳』・・無理ってことじゃん。ネオ。

あと1ヵ月と1週間で16歳
私「あの先生、もう余命いくばくもないときに、もう好きなものを食べさせるとかありますよね?」
先生「考え方なんだと思います。
その子が腎臓サポートドライを食べなければ、別のフードに変える。とか」
あ、先生はあくまでも医師としての意見だ。
私は『看取り』とか『緩和ケア』とか、そんな気持ちで
好きなものって、例えば、山盛りちゅーるとか、
人間が食べるのを物欲しげに見てるモノとか、・・そんな意味合いだった。
輸液の前に、入れ歯みたいなネオの動画を診てもらうも
口内炎とか、虫歯⇒抜糸とか、必要なんじゃないかと思ったのですが、
「うーん・・やっぱり脱水からくる仕草かな」と。
初診から、口の中も見てもらってあったので先生からすると、
口内に関すること < 腎臓 < 軟便 という優先順位と
検査結果の数値から、口内に関しては不要。と判断されたのかな。
子猫たちが鳴いて要求するのなら、
ネオもチョコたんも、年老いた猫はモノ言わぬ要求。
最近、ボトルからしか水を飲まない。
じっとお座りして待っている。
私があげた分だけが、ネオの飲量になるというプレッシャー。
お水あげても、気に入らなくて、プイと行っちゃうときもあるし・・
ウォーターボウルに、プラスアルファで飲む量が増えて欲しかったんだけど・・
いいよ、ネオ。 どこまでもつきあいます。飲め。飲め。 そして、食え。食え。
ハナちゃんの検便結果と会計を待ちながら
ネオの余命が思ったよりも全然早いことがジワジワ来る。
今年いっぱい?スグだよ。あっという間じゃん。
でも、余命宣告よりもずっと長く、何年も生きた猫ちゃんたち、
ネコジルシでも、他で腎臓病について検索したときも、たくさん読んだし。
逆に、知らずに逝ってしまうより、
もっと長く生きてくれたら、嬉しさ倍増?
帰りの車でも、ハナちゃんの今後の作戦と
ネオの残った猫生の時間は、どうやったら幸せなのか。
少しでも良いと思ってもらえるようにするにはどうしたらいいのか。
ちっちゃい脳みそフル回転・・・
やっぱり、ネオは美味しいもの食べるのが好きかなぁ。
考え考え・・
帰宅。
とにかく、とりあえず、まず、輸液をやろう!
そう思って、シュミレーション。こんな感じかな?
カーテンレールに、物干し竿用のS字フックでかけて、ネオはソファの定位置に居てもらって・・

予測はしてたけど、チューブのひも状に早くもスクちゃんがロックオン。
置き場所変えました。

頼むぞ。ソルラクトと輸液セット。
みんにゃがお昼寝グッスリな西陽のさす頃がいいかな。と考える。
輸液が散った左腕が、X'maxのチキンレッグみたいなネオ。
最終的に、輸液したのは私じゃなくて先生です(笑)
ふぅー。と、
パソコン(ガラケーなので、携帯メールはほぼ不使用に近い)開いてメールを見ると
ネコジルシからメッセージが来ている通知。
前の晩、日記を読ませていただき涙したユーザーさんからでした。
ネオの動画を見て、亡くなった愛猫ちゃんも同じ仕草をしていて
歯が抜けたときだったと、教えてくださいました。
お返事の前に、その愛猫ちゃんの日記も読ませていただいて、
亡くなった猫ちゃんへのその方の想いとか、
季節がチョコたんの逝ってしまった時期に近くて思い出したり、
ネオの事にメッセージいただいたこともありがたくて。
トリガー引かれました。
読み進めながら、涙腺崩壊しました。
なんだか熱い、いろんな味の涙がポロポロこぼれました。
そして、
『 猫が弱いのは《クチ》だと思います』と言うことも伝え教えて頂いた。
この言葉で、背中をドンと押してもらいました。
ネオ、偏食で小食の食いしん坊だし
自分の口で美味しくゴハン食べて欲しい。
飼い主、そそっかしいし空気読むのヘタだし、
今日の先生の言葉もまた、私の勝手な思い込みかもしれない。
とにかく、先生にもう一度、ネオの口内について聞いてみます!
それにしても、スクちゃんの下痢軟便のときといい、
コメント閉じてる私なんか(の、ウチの猫)のために・・ありがたいです。
自分で門戸を閉じているので、
保護主さんたちと、たった数人しかお話した機会はないですが
ネコジルシには、本当に良い方がいる。
それは涙が出るほどに。

私も聞かなかったけれども、たまたま話の流れで知ることになった余命。
先生は医者だから、期待を持たせるようなことは言わないと思う。
でも、それは絶対じゃない。
そう遠くない未来だとは思っていたけれど
ぼんやり予想していたより、ずいぶん近い未来。
衝撃的だったけれど、
その分、
一日一日の大切さを、より考えさせられる結果になって
きっとそれでよかったのだと思いたい。
ネオ、もっとずっとヨボヨボのおじいちゃんになるまで一緒にいようよ!
猫の額のハナジルシ。
ウチに咲いて欲しくて、犬の散歩中、"ウンコ採ってます風" を装い、
去年公園からゲリラで奪取。(売ってない)
名前の由来は残念なのだけど、大好きなオオイヌノフグリ。
繁殖力がすご過ぎるので庭植えNGらしいけれど、
建て替え時コレだけは。と残した河津桜の足元で、期待通り増えてくれました。
太陽に反応して日が昇ると開いて、夕方にはしぼむらしくて、
しぼんだところは何度も見ていたけれど、
いい陽気のお天気で、やっと咲いたところが撮れました。

今日が命日の、メッセージいただいた方の愛猫ちゃんに手向けて。