むうね、なんだかとってもむねがくるしくて、だいすきなごはんもほしくなくって、すごく体がおかしいなって思ってたんだ。
ママはむうをすぐにびょんいんってとこにつれて行ったんだ。
こわい人にたくさんたくさんさわられて、たくさんたくさんチッカされて、ものすごくイヤだったけど、むう、しんどくてどうにもできなかったんだ。
まいにち、まいにち、びょんいんでチッカされて、すごくつらくて、体もしんどくて、むう
「もうやめたいな…
こんなにしんどいの、もういいや…
やめたらどうなるかわかんないけど、でも、こんなにつらいの、もういいや…」
っておもってたんだ。
でも、ママの泣きそうなお顔見てると
「やめちゃダメだ！
むうがやめたいって言ったら、ママ、もっと泣いちゃうんだ！」
っておもったんだ。
だからむう、がんばったよ。
びょんいん、つらかったけど、むう、やめるって言わなかったんだ。
ママ、いつもむうを見ながら泣きそうになってたから、むう、ママに「泣かないで」って鼻チョンしてあげたかったけど、どうにも体がしんどくて、ママのことじっと見つめ返すのがせいいっぱいだったんだ。
ママが泣いてるの、なぐさめるのは、長男のむうのつとめなのに、ごめんね、ママ…
でもね、たくさんたくさんびょんいんに行ったら、なんだか少しずつ体がらくになってきたんだ。
不思議だね。
これもママの魔法なのかな？
それに、おうちで横になってたら、たくさんの声が聞こえたんだ。
ママのむうを呼ぶ声に混じって、たくさんの声が聞こえたんだよ。
その声はみんな
「むうた、頑張れ！」
「むうた、負けるな！」
「むうた、元気になって！」
「むうた、大丈夫だよ！」
って、むうのことはげましてくれてたんだ。
むう、すごくふしぎだったよ。
その声はどこから聞こえてくるのかも、だれの声かもわからなかったけど、頭の中にひびいてきて、なんだかとってもあったかい気持ちになって、からだもなんだかポカポカあったかくなってきたんだ。
だから、むう、なんでかわからないけど、まだまだあきらめない気持ちになれたんだ。
そしたら、あんなに苦しかったのに、きゅうにおなかがすいてきたんだ。
だからむう、ごはんのところに行って、ごはん待ったよ。
そしたら、ママ、むうの好きなごはん、すぐに出してくれて、むう、少しだけたべてみたんだ。
久しぶりのごはん、おいしかったよ。
そのとき思ったんだ。
「むう、まだまだみんなと一緒にいたいな。
まだまだおいしいごはん、たくさん食べたいな」
って。
ママ、泣きながらむうをだきしめてくれたよ。
ママ、どうして泣くの？
ママ、どこかいたいの？
ママ、くるしいの？
むう、ママを抱きしめてあげるね。
ずっと体がくるしくて、ママに抱っこしてもらってなかったけど、やっぱりママの抱っこは安心できたんだ。
ごはんをひとくち食べたら、むう、なんだかすごくチカラがわいてきて、次の日からはもっと食べたいって思ったよ。
毎日少しずつ、食べたいりょうがふえてきて、むうはとってもからだがらくになったんだ。
ママはね、まだおくすりのまないとダメだよ、って言うけど、むう、もうすごく元気になったんだよ。
だからおくすり、もういらないや。
なまいきな弟ぶんのプリッツも、ほら。
こんなふうに、かんたんにやっつけちゃうよ。
むう、つよいからね(｀・∀・´)
なんであんなにくるしかったのか、むうにはよくわからないけど、ママは
「むうたの体の中には病気がいたんだよ。だから苦しかったんだよ。
でも、むうた、病気やっつけたからね。もう大丈夫だからね」
って言ってたよ。
むうの体の中のびょんき、やっつけたんだ。
すごいでしょ？(｀・∀・´)
むう、つよいからね。
ママはまだすうちがどうの、ふつうしょく食べすぎたからどうのって言ってたけど、すうちってなんだろ？
むう、おいしいごはん、たくさん食べられるようになったからいいんだ。
むう、すごくちょうしがいいんだよ。
だからママ、しんぱいしないでね。
あ、むうにね、たくさんプレゼントとどいたんだって。
これ、むう、食べていいの？
ママ、これ、ママのおやつじゃないの？
むうのおやつじゃないよ。
ママ、ひどいや。
むうがくるしかったとき、きこえてきた声がなんなのか、むうにはよくわからないけど、でも、あの声がきこえたから、むう、がんばれたんだと思うんだ。
だから、だれかわからないけど、むうをたくさんはげましてくれた声にたくさんありがとうって言うよ。
むうね、ふしぎな声にたくさんゆうきをもらったんだ。
すごくすごくくるしかったけど、今はとっても体がらくなんだよ。
ふしぎだなぁ。
たくさんきこえたあの声は、いったいだれの声だったのかな？
でも、むう、たくさんたくさんありがとうって言うね。
声の主さん。
たくさんたくさんありがとう。
ぺったん したユーザ
ぺったん
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